2012年07月11日

iPadと一緒に買ったイーモバイルのモバイルルータは…

前回の更新でのイーモバイルのルータ購入について質問を頂いたので、関連情報書きます。
えー、しかし私は、iPadをほとんど自宅で使っているので、正直iPadとの相性についてはまだまだ分かっていません。もちろん接続はできるのですが、Wi-Fi接続はもっぱらバッファローのルータ経由ばかりです。
しかしこのイーモバイルPocket WiFi LTE(GL01P)は家族が愛用しています。アンドロイド機能搭載のソニーウォークマンZシリーズ(NW-Z1060)を通勤中に利用しているのですが、勤務先(大阪市内)で何ら問題なく使えるとのこと。ということで、現状は購入してよかったかな、と思っています。

iPadの売り場でイーモバイルのセールス担当の人に説明を受けたときは、けっこう話がうまくて、どうも何か信用できないと思ったのですが…しかし、何となく好きになれないソフトバンクにこれ以上お金払うよりもイーモバイルを選びたいという気持ちもあり、説明受けてすぐに申し込んでしまいました。(自分はソフトバンク携帯長いこと使ってるのですが、どうもあんまり好印象ないです)ただ、2年間は解約できない(できなくはないが、解約料がかかる)ということを念入りに説明されると、ああ、どこの通信業者も似たり寄ったりだと思いました。購入させることに熱心なあまり、iPadの使い方についてはいい加減な説明な説明をしていたことが1か月も経てば徐々に分かってきます。2年後にこの会社がちゃんと存在するのかやや不安ですが、まあ何とか持ちそうな気もします。何とも言えませんが、新会社ができれば何とか引き継ぎするでしょう、普通ならば。
購入したiPadは、パソコンのiTuneと同期させて音楽聴いたり、録画したり、写真撮ったりと愛用しています。
iCloudを使ってパソコンのアウトルック(ウィンドウズ・ライヴメール)と同期し、メールとカレンダーを共有することができるらしいのですが、それはまだ分かりません。でもブラウザの方で、iCloudのサイトを使ってカレンダーと同期したものが見れるので、iPadに書き込んだ予定をパソコンでも確認できるのが便利です。

さて、購入したイーモバイルのPocket WiFi LTE(GL01P)の通信速度、つながり具合について、次のサイトに詳細なデータが載っていましたので、リンクを貼っておきます。
どうやらこれを読むと、ついつい避けてしまったソフトバンクでもよかったかなと思いました(苦笑)セールスのお兄さんはもちろん、イーモバイルが一番速いと言っていましたが、やはりそんなことなかったですね。でもまあ使い心地は悪くないと思います。月々3,980円は安いのか高いのか謎ですが。
通信速度については大阪やその他の地域では違う結果が出るかもしれないですね。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1204/27/news106.html

最後に、iPadを買ってすぐに撮った動画です、2秒だけ。うちのベランダです。こういうのが撮れるというサンプルということで、ご笑納ください。ファイル変換済み。
さて、iPadを防水ケースに入れてフジロックに持って行くかどうか、悩むところです。

posted by ring-rie at 16:59| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月13日

なんでブログの更新ができないんだろう+イーモバイル契約してみた

以下、グダグダと反省並べてますが、本来の更新はまた今度ということで…
(久々に読みに来て頂いた方、すみません。)

またまた、更新をさぼってしまった。
流れから言うと、ロジャー・ダルトリーの公演の感想をアップしなくては、と思ってるうちにそのままになってる。いろいろ理由はあるのだけど、フェイスブックの仲間とライヴの感想共有するなどしてしまえば、その満足感で、ブログに自分の感想を載せようという気持ちが薄れてしまうのだと思う。
以前からリアルタイムで記事を上げることが苦手だったけど、ますますその傾向強くなってしまった。
自分としては、ブログのほうに反応してくれる友人や検索でたどりついてくれた人との関係を大事にしたいのだけど、何だかそうできないのが現状だ。言い訳は他にもいろいろあるけど、それを並べても仕方ない。

フェイスブックはいいのだけど、所詮仲間内の感想上げるのが目的だから、長期のこと考えると、フェイスブックだけに感想書いてるんではダメだろう、やっぱり。友人はフェイスブックの外にもたくさんいるのだから。じゃあ、やめる? と訊かれたらそれもできない。ツイッター、フェイスブック、ミクシ、過去の掲示板、そのそれぞれに大事な友人がいるし、周囲の友人、学生のころからの仲間も大事だ。年齢のせいもあって、そんなに長くパソコン見てられない。何も絶てない人間は、何かを選べないで、ただ彷徨ってる。

そもそもパソコンが得意でないこともネックになってる。新しいパソコンを買って、それが故障して、気に入っていたメールソフトが行方不明になった。そして今のメールソフトが使いこなせていないのも悩み。フォルダー仕分けも進んでいない。

えー、そんな人間が先日iPadを買ってしまった。
使いこなしているわけがない、当然。しかし画像もきれいだし、音楽もかなり素晴らしい音で楽しめる。満足してます、一応。
購入の前に、Wifiがなにかよく分からんうちに、セールスのうまいイーモバイルのお兄さんに口説かれ(?)、するすると契約してしまった。よく考えれば私にとってイーモバイルなんて別に要らなかった気もするが、iPadは買おうと思って半年経ってるし、もう、何でもいいから買っまえ〜という勢いだったし、そのついでにイーモバイルも契約してしまった。選択が正しかったかどうかは、何とも言えない。
もしかすると今後イーモバイルに2年無駄な(?)お金を払うのかもしれないが、元を取ろうなどと思わずにiPadを楽しもうと思う。イーモバイルはたぶん家族も使う予定なので大損とはならないだろう。接続が早いのが売りらしいが、まだ屋外で使ったことないので真相は知らない。
(使ってる携帯はソフトバンクです。普通ならソフトバンクの接続と綿密な比較の末に契約するんでしょうね)

だれもクリックしないと思うが、イーモバイルの公式は、ここ↓
http://emobile.jp/pocketwifi/?cid=LS-PC_GAW_Brand01_00005_02

あと、イーモバイルの評判が分かりそうだが、おそらく関係者お金貰って書いてると思われるのがこれ↓
http://p-wish.org/

以上、何の参考にもなりませんが、インチキでもなければ、最高かどうかもよく分からんという使い心地です。端末の充電はある程度こまめにする必要あるらしいです。
しかし、自分のような者でも簡単に設定できたので、そこそこの道具ではないかと思っています。
ラベル:イーモバイル
posted by ring-rie at 10:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月27日

イエスのライヴに行ってきた! (尼崎アルカイックホール)

4月21日、尼崎アルカイックホール、5時15分ぐらいに着きました。
行ってみると、グッズ売り場にすでにファンが詰めかけていました。そして入場整理されて長い列ができていました。
今回のポスターのYESのロゴ(新しいアルバムと同じですね)が鮮やかなTシャツをやや遠くから眺めていましたが、私の着れそうなサイズはなさそうなので、客席に向かいました。
イエスのライヴの前にパット・メセニーの曲が流れていたのはなぜなんでしょうね? パット・メセニーがイエスのファンだから? まあ、明らかにファンでしょうが、ずっと彼の曲がかかっているのはちょっと不思議でした。

ブザーが鳴ると、待ちかねたファンがゆっくり拍手を始めました。期待感高まりますね!
そして5人の登場。新しいヴォーカルはどんな人だろうと思ったら、他の4人との年齢差が歴然としていて、「うわ、若い!」とつい声が漏れました。相対的な若さではありますが、彼がいるだけでステージが活気づくようでした。そして演奏が始まり、歌が始まると、驚きと納得が同時に起きました。例によってジョン・アンダーソン風ではありますが、フェイクではなく、イエスの作風のエッセンスを体得したような歌い方だと思いました…といっても、イエスの各アルバムを長く聴いているわけではないので、自信満々で言うことはできないのですが。でも違和感なく受け入れられたし、それ以上に彼の歌声を楽しむことができました。名前もジョン・デイヴィソンとjonの綴りまで同じです。

楽しみにしていたクリスのベースに私はほぼ満足でした。スティーヴのギターは時々音がはっきりしなかったりすることはありましたが、メロディアスで美しい響きを楽しみました。
キーボードのジェフ、ドラムのアラン・ホワイトについてもほぼ満足ですが、曲によってテンポが適切にキープできてないのが気になりました。(ドラムが遅れているのか、よく分かりませんが)とはいえ、ハードルの高い楽曲をこなしているのだと実感しました。30年前と比べてどうなのかはわかりませんが、楽曲の素晴らしさを堪能できたので、自分には忘れられないライヴになるでしょう。
その後イエスのファンの声をあれこれ聞くと、一部にジョン・アンダーソン以外のヴォーカリストを全く認めようとしない人がいたり、ファンの思い入れの深さという点ではどんなバンドにも負けないようだと感じました。そんな中、下記のリンクのブログの筆者の意見に共感を覚えました。
写真もいろいろありました↓ 適度に専門的で有難かったです。

http://blog.goo.ne.jp/boh71/e/fec8f34b3c989b72d9266dc7168dd89f

イエスの曲って一度聴き始めると麻薬のようにどっぷり浸かりたくなります。30年間色褪せないというのは凄いです。
さて、長年のプログレファンであるPTRさんのライヴレポートはこちら。他にもイエスの関連記事多数ありました。↓
http://plaza.rakuten.co.jp/systemsofsilence/diary/201204190000/

ファンの意見はいろいろでしょうが、私としてはさらにいろんな試みをしてほしいと願っています。
再来日待っています♪
ラベル:Yes
posted by ring-rie at 03:41| Comment(4) | TrackBack(0) | live stage | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月19日

ライヴに行くぞ! Yesに行って、一週間後はRoger Daltrey

威勢のよいタイトルつけましたが、毎日非常に生活リズムの悪い暮らしています。
長女が(といって娘は一人だけですが)なんとか就職できたので、3月末にはやれやれ一段落と思ったものの、結局は私が弁当の担当となり、4月から雑用が増えました。お弁当づくりはすでにやっていますが、今までより早く起きなくてはならないのが苦痛です。今更早く寝る生活なんてつまらん! 娘もそのうち私の弁当に飽きるのではと期待しております。そもそも未だに母親が弁当作ってやるなんて変ですよね。

そんなことより、今週土曜はイエスのライヴに行くのです。そしてその次の土曜はロジャー・ダルトリー。
イエスはリアルタイムで聴いたのは'Roundabout'1曲だけといっても過言ではないです。つまりファンでもなんでもありませんでした。その曲が好きだっただけです。当時ピンク・フロイドのほうが好きだったからなのか、もはや記憶もあいまいな状態。ちゃんと聞きだしたのはつい最近です。なのでそれほど詳しくないのですが、クリス・スクワイアのベースがやたら気に入ってるので、けっこう期待しています。
自分はスティーヴ・ハウとクリス・スクワイアの演奏が目当てなので、ヴォーカルがどなたでも特に気になりません。(そりゃジョン・アンダーソンの声が一番でしょうけど)

news_photo2.jpg


そして一週間後にはロジャー・ダルトリーのライヴです。数年前にThe Whoのライヴに行って、大阪にこれほど多くのファンが集まるのかとびっくりしました。といってもちろん関東とは数では比べようがないと思うのですが、ノリがよかったんです。曲をよく知っている人が集まっていました。今回はピートが来ないのが残念なんですが、それでもまたあの日のように盛り上がると思います。どちらも楽しみ〜♪

d0066024_12473322.jpg

posted by ring-rie at 03:01| Comment(2) | TrackBack(0) | rock musicあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月10日

「ソラニン」(映画)とバンド映画を観る中年の気分

映画「ソラニン」をレンタルDVDで見た。
6d48aa0ac6b55dd840393a7bb6aaa34d.jpg


世代的に全く自分と関係ないなあと感じながら、音楽をアジアン・カンフー・ジェネレーションが担当していたので、見ておこうかと思って借りてきた。原作のマンガは読んでいない。
前半は正直あまり興味が持てなかった。バンドものの映画というだけで、音楽やっているシーンはそれなりに楽しめるが、どこかで聞いたような話の焼き直しだった。主人公の芽衣子(宮崎あおい)が白いギャザーのブラウスを着ているのが何とも分かりやすいファンサービスに思えた。(この衣装は原作通りなのかもしれないが。)彼女が会社を辞めたくなる理由もありきたりだ。デモCDを送った先の音楽事務所での出来事もよくあるパターン。
しかし、芽衣子が一緒に暮らし、バンドでギターとヴォーカルを担当する種田(高良健吾)のバイクが赤信号を無視して突っ込んだ後、全てが一変する。そこからは喪失との闘いがテーマになる。それもまた、よくある話かもしれない。だが自分はこの展開を全く考えていなかったせいもあり、急に姿勢を正して映画に見入った。ドラム担当の桐谷健太の演技はやや大仰だが、この映画にはフィットしていた。近藤洋一(サンボマスター)の演技はこの映画の中で一番好きだ。

 人はよくだれかを「イタい奴」と言い放つ。しかし、何かを必死にやっている者は、第三者から見ればイタい人物に映るものだろう。大学を出てもバンドを続けたいためにフリーターになる奴はイタい、バンドに夢中になって留年している奴はイタい…などなど。「イタい」という言葉を避けたくて何かしらクールに振舞おうとしている人もまたイタい。こうして「イタいよ」「クサいよ」と軽い笑いの対象となることと戦うときに、誰もが孤独になる。だが、社会人にならざるを得ない年齢を迎えるとき、かげがいのないものを失ったとき、イタい人間をめざし、クサい言葉の世話になって、やっと前に進めることがある。イタいもクサいも他人の価値観との折り合いで生まれるだけのことだ…と、ついつい自分が使いこなせていない言葉について語ってしまった。

 話を映画に戻すと、美保純、財津和夫が出てきたのも嬉しかった。というわけで、10代、20代がターゲットの映画だろうけど、自分なりに楽しめた。

宮崎あおいバージョンの「ソラニン」が聴けるのはここ↓ですが、映画をこれから観る人にはおすすめしません。映画のセリフもこの部分だけ聞くと全く惹かれません(笑) 映画見た人だけどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=rFoRxIbUL9Y&feature=related
ラベル:ソラニン
posted by ring-rie at 23:57| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最近見に行った映画…「ドライヴ」(ニコラス・ウィンディング・レフン監督)

久々の更新です。住んでいる築古年のマンションの桜がやっと咲きました。
347.JPG























さて、最近はまた映画が見たくてしょうがない病気にかかってしまいました。
しかし、目の疲れがたまりやすので、週1本ぐらいしか見に行けないです。

最近、最高に面白かったのは「ドライヴ」ですね。

drive_large.jpg
主人公は映画のカースタントと車の修理の仕事をする一方、ときには強盗犯に雇われて逃走車両を走らせる。彼は同じアパートに息子と暮らす女性に惹かれるが、彼女には刑務所で服役中の夫がいた。夫は出所するが、厄介な男たちに強請りを受けていた…
(以下、ネタばれ要素あるかもです)
監督のニコラス・ウィンディング・レフンはデンマークでの作品は多いようですが、日本ではまだ無名のようです。デンマーク出身だからか、いかにもアメリカらしい題材を扱いながら、ハリウッドの娯楽作らしからぬ独特の雰囲気がありました。でも、手に汗握るって言葉を久々に思い出す映画なのです。寡黙な男を演じる俳優は、コップを握る姿も、ハンドルを握る姿もいちいちカッコいい。実直な人妻の感情を抑えた表情がいい。悪い奴はとことん悪い奴でブレがない…でも、それって、けっこう古いパターンなのでは? と訊かれたら、確かにその通りです。そして、自分のこだわりを守る男の美学にもブレがない…というのも懐かしいパターンです。決め台詞が様になるハードボイルド映画なんて、最近見ていませんでした。

後半は刃物グサグサ、というシーンがあってけっこうバイオレンス度高まります。かなりハードなB級感もこの監督の持ち味なのかも。そしてお約束のカースタントで車がゴリゴリと対戦するのも見ごたえありました。
面白いのは後半かもしれませんが、私は前半で、二人が恋に落ちそうになるとき、夫が刑務所から帰る知らせを伝えるときの、沈黙の流れるシーンや葛藤の描写が好きでした。定番的展開かもしれませんが、映画の前半はじわじわゆっくり進むほうが後半の加速を盛り上げると思います。効果音と音楽の使い方も面白かったです。
興行成績が良ければ、この監督は次に大作を手掛ける…ことになるかどうかは分かりませんが、この映画のように緊張感をキープできるコンパクトサイズの映画をまた見せてほしいです。

関連リンク:
http://nmn.nifty.com/cs/catalog/nmn_topics/catalog_mv201109post-1494_1.htm
http://www.news-gate.jp/2012/0331/12/photo06.html
posted by ring-rie at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月31日

テオ・アンゲロプロス監督を偲んで 再掲・「アレクサンダー大王」の感想

テオ・アンゲロプロス監督が亡くなった(2012年1月24日)と知って、身体じゅうの力が抜け、ネットに浮かぶニュースを探しては読み続けました。
「エレニの旅」を見た後にその感想を書きあげられないままに過ごし、映画の続編の公開を心待ちにしていました。まさかの事故死でした。

アンゲロプロス監督の映画は「エレニの旅」と「アレクサンダー大王」しか見ていません。おそらく彼の追悼企画として「旅芸人の記録」などの諸作品が映画館などで見れるのではないかと期待しています。

「エレニの旅」を見て、この監督の完璧主義的な映像に再び出会いました。水に囲まれた村。葬列のいかだと喪服の人々。説明不足のまま話は進み、理不尽な悲劇が訪れる。
相変わらず説明は極端に少なく、観客を迎える気持ちが感じられない映画ですが、画面構成の素晴らしさに見入り、残酷なほどの悲劇のシーンに涙がこぼれました。
もっと長い感想を書きたかったのですが、書けませんでした。

「アレクサンダー大王」の映画の予告編を探しましたが、見当たりませんでした。彼の映画の一部を載せるのは気が引けますが、全く彼の映画を知らない人には、徹底したロングショットと長回しカメラを知って頂きたいと思います。↓ (まさかのところで切れてるんですけど)



1999年頃に「断愚流通信」で書いた感想をここに再度載せたいと思います。書き直したくなりましたが、またチャンス逃しそうなのでそのままにします。
すでにお読みの方、どうぞご容赦ください。

「アレキサンダー大王」
1980年 ギリシア・イタリア・ドイツ合作
監督:テオ・アンゲロプロス
主演:オメロ・アントヌッティ、エヴァ・コタマニドゥ

 この映画が日本で封切られた頃、ギリシャの現代史を知らなければ理解できない映画だという話をよく耳にした。確かに政治・外交の歴史が深く関る映画である。だが、この国と英国の関係などについてかなりの予備知識があったとしても、この映画の不可解な部分を完全に解明することはできないだろう。映画が進行するにつれて謎は増えていくばかりだ。

 自立したコミューンとなっていた村の指導者が言う。行き場を失った英雄アレクサンダーとその部下たちは、だれかに「利用された」のだと。そのだれかが、彼らの脱獄を手引きしたのかも知れない。しかし、映画は謎解きに拘泥することはない。村人に囲まれた主人公アレクサンダーは忽然と消える。そして、新たな英雄となる可能性を予感させる村の少年が、ある町に入っていくところで映画は終わる。この少年の名も、アレクサンダーだ。

 観客は完璧な画面構成、撮影技術に圧倒される。圧巻はかの有名な360度のパン。映像は限りなく美しいが、ときに同じシーンが、ほとんど変化なく何分も続く。しかし彼の映画を楽しむには、多少は体力を消耗しつつ、持久戦で臨むしかない。

 ときに彼の映画は観客を拒絶しているかのようだ。観客はなけなしの知性を動員して彼の映画を理解しようとする。例えば、観光ガイドが話し始める、婚礼の日に殺されたアレクサンダーの妻は、彼の養母であったという説明。謎に満ちた人物に、どこかで聞いたようなエピソードが加えられる。ここでわれわれは陳腐な解釈を並べ立てたくなるだろう。だがどうやら、これが罠のようなのだ。この映画は、最初に登場するイギリス貴族たちへの軽侮という形で、脳天気な教養趣味への嫌悪感を提示している。こうして映画は、安易な解釈を拒絶しながら、一方次々と謎めいた出来事を提示しつつ映画は進行する。

 「行き場を失ったかつての英雄とその仲間の挫折の物語」という流があり、登場人物の心の動きは重要な意味を持つものの、その細部は語られない。あのロングショットでは俳優の顔や目の動きを見てとることはできない。しかし、登場するいくつかの小道具または衣装に、深い意味を読み取ることができる。アレクサンダーの深い悲しみを表す、結婚式の日に射殺された彼の花嫁の、胸に赤い染みのあるウェディングドレス。それが物語のクライマックスでの、悲しい事件にまた重なることになる。しかし、徹底して説明は少なく、観客が脚本を読み取るのは簡単とは言い難い。しかし、多少観客に不親切であれ、映画を撮る側の「文体」を崩さないことが優先される。説明は最低限にし、映像そのものに語らせることに徹している。

 この映画は、映画と向き合い、自分も参加する側に立たなければ、ただ眠いだけの映画になるだろう。確かに、あまり体調の悪い時には見ないほうがいいだろう。しかしこの映画を見れば、最高としか呼びようのない映像美と出会うことができる。骨身を削ってこの映画を作った人々の気概に触れることができる。この上ない糧として記憶にとどめるシーンに出会うことができる。監督をはじめ、この映画を世に送り出すために尽力した全ての人たちに拍手を送りたい。

posted by ring-rie at 17:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 展覧会・個展など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月07日

古い手紙と一緒に出てきた落書き-Brian Eno/Before And After Science

世の中、断捨離というのが流行っていて、モノを捨ててすっきりしたいという人も多いようですが、自分は至ってそういうのが苦手な方です。
しかし、昔の友人からもらった手紙など、大事にしまってから20年ぐらい経ってるものは処分しようかと、埃だらけの箱を押し入れから出して整理していました。

すると出てきたのが、ブライアン・イーノの顔かモアイ像か分からん落書き。
そしてその変形パターン。
以下の絵は、その落書きをスキャナー読み込みして、はみ出た線やシミを修正したものです。
左のロゴも書き加えました。


eno21.jpg



















自分は元の写真である、ブライアン・イーノのアルバム、before and after scienceは持っていなくて、雑誌の写真をもとに書いたのだと思うのですが、覚えていません。
この落書きを見て、久々にイーノのアルバム聴きたくなりました。

1980年前後は、ブライアン・イーノは音楽業界のキーワードみたいになっていて、アンビエントというそれまでにない音楽ジャンルもこの人が中心になって確立されていったようです。
その後の作品に比べると「before and after science」では、まだまだ「演奏」という感じが残っています。

Brian Eno - Energy Fools The Magician



ご存知とは思いますが、曲によってはリラックスして聴けるものもあります。そういう音楽需要に合わせて作った曲(Music For Airports)もあれば、リラックスと全く関係ないものもあります。The Lost Dayなどの曲はけっこう重苦しいです。
久々に聴くと、以前よりこういう音楽が楽しめるようになっているのに気づきました。
動画とセットで聴くのもいいですが、奇妙なジャケット写真見ながら聴くのも悪くないようです。

Brian Eno - 1-2 - Ambient 1 - Music For Airports - 1978


Brian Eno - 2-1 - Ambient 1 Music For Airports - 1978
http://www.youtube.com/watch?v=RpsDY6gaAJs&feature=related

Brian Eno - The Lost Day
posted by ring-rie at 22:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記(らくがき) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月22日

Derek Bailey (デレク・ベイリー)が急に好きになった。

今日はLPを聴く日にしようということで、ポストパンクだのジャズだのをターンテーブルに載せていたのですが、久々に友人から借りっぱなしになっているDerek Baileyを聴いてみました。
実は今までそれほど好きでもなかったのですが、今日は聴いた後、「音の底に出会った」とか、自分でも意味の分からない言葉をつぶやいていました。

こんなによかったっけ、デレク・ベイリー?
時々カスカスの音を出したり、そこそこ我慢の時間もありましたが、B面最後の曲で指の動き(見えませんが)にぐいぐい引き寄せられました。奏でられた音そのものが自ずと勝負しているような気がしてきます。アブストラクトで無機質なものが、突如何らかの有機体に変化を遂げたような感じ。(「早く人間になりたい」というセリフで有名なアニメを思い出しますが)

そのLPはDerek Bailey Soloと題された白地のアルバムです。ジャケットの画像は同じものがまだ見つかっていません。とにかく、レコード聴ける環境なら、彼の音楽はレコードで聴くのをお勧めします。とにかく、なるべく良い音で聴いたほうがよいと思います。ある程度いい音で聴かないと成立しないような音楽です。
以前は、なんでこのような音をわざわざギターで出すのかと思っていました。しかし今日、ギターの持っている音を端から端まで使ってインプロヴィゼーションやっていたのだと知りました。

こういうアヴァンギャルドなことやってる人なのに、まるでギター漫談みたいなこともしていたと知ってびっくりでした。演奏はとにかくすごいです。

↓雑談が1分ぐらいありますが、それ以降の演奏はまとまりよいかと思います。
(予備知識ない人はびっくりすると思いますが…)



improvisation

11月26日、修正加筆しました。
デレク・ベイリーの演奏について、もう少しいい表現が浮かんだら、修正か記事追加したいと思います。
ラベル:Derek Bailey
posted by ring-rie at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | jazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月19日

11月のbattlesのライヴは見逃したけど…フジロックでのBattlesは見たよ

久々の更新です。フジロックの感想の続き書きます。1日目の夜のことも書いてないのですが、順不同、思いつきで書きます。
なんでここ数日フジロックに頭が戻っているかというと、たまたま家族が録画で「Beck」を見ていて、一緒に見ていたらフジロック会場でのロケシーンが多く、いろいろ思い出してしまいました。
映画「Beck」に関しては、つっこみ所満載でしたが、それなりに楽しく見ました…と言うにとどめておこうと思います。話が止まらなくなりそうなんで…

battlesが11月に来るって情報は、フジロックのライヴの後に知ったんだけど、スケジュール管理ができない上に、よそ見ばかりしている自分はスコンと日程を忘れ、気づいたら行けなかった。残念。

フジロックでのバトルズは最高でした。この日一番楽しみにしていたので、早めに場所取りしました。
タイヨンダイがいたときの彼らのステージを見たことがないので、彼がいなくなったのは戦力ダウンだなんだという意見を聴いてもよく分かりませんが、動画サイトで見る限り、拡声器持ってる彼はけっこうインパクトありますので、惜しい人材だったのだろうと思います。
ですが、ヴォーカルが抜けたって何とでもなりそうなバンドだと思うので、あまり気にしていません。

3人が出てきて、観客の声援に応えるでもなく、さっさと楽器の前に移動した姿に、後ろにいた女の子が「テンション、低ぅ!!」とつぶやいたので笑い出しそうになりました。自分も何やねんそのビミョーな服装は…というか、薄汚い…と思ってたところでした。ヘンテコなスタイルのバンドはいろいろあると思いますが、どう考えてもあまりカッコよくない、などなど。しかし演奏が始まるとすぐその雑念は吹っ飛びました。

先日テレビで放送した分だと思いますが、消されないうちに見ておけてよかったです。
ただ、彼らのステージに関しては、盛り上がってる観客よりも、ドラムやキーボードの演奏を長々と撮ってほしかったなあとも思います。延々と機材いじっている姿とか、おそろしく地味な図がいいんですよ。
でかいシンバルを叩く瞬間とか、ほんとに興奮します。

一番観客が盛り上がる曲といったら、「アトラス」なんでしょうね。(バトルズのライヴの初心者なので、確信していません)
聴くたびに日本の民謡みたいだと思います。ナントカ節というかんじ。なので、踊れます。
しばらく消されないことを願っています。↓



http://www.youtube.com/watch?v=7tRdUy_Wr4s&feature=related

My Machines:



CDは、最新のよりもこの2枚組が気に入っています。

posted by ring-rie at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | live stage | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする