2013年09月02日

ここ数か月で起きたこと(他界した母のことなど、明るくない話題)

超久々の更新です。結局2012年のフジロックのレポートも途中になっています。
しかし、性懲りもなくフジロックには今年も行きました。フジロックでの2013年の写真が一枚もパソコンに入ってなくて自分でもびっくりですが…
5月と7月に東京に行きました。息子の一家に会いに行くためでした。
で、東京駅。息子は千葉県市川市に住んでいます。
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さて、次に書くことは東京とは全く関係ありません。
7月に母が他界しました。
86歳でした。これについて書き始めると、相当長くなりますが…
思い知ったのは、今の病院には、はっきりした病名がなければ入院できないこと、そして老人の入院については、極力避けたいと言う思いがにじみ出る場所だということです。
それまで通っていた町医者は大病院診察への窓口ですが、入院への窓口ではありませんでした。
母が通っていたデイケアサービスの関係で、ベッドのリースをして自宅療養始めようとしましたが、7月初旬の猛暑の中エアコン修理も間に合わず、往診専門の看護サービスで何度か点滴をしてもらっただけで、あっさり他界しました。直接の原因は夏風邪かもしれません。亡くなる数日前は、水も飲み込めない状態が多かったです。
私にはきょうだいが二人いて、その一人が残る実家に行って母を看たのですが、看護について素人の3人の看病に付き合わされた母は気の毒でした。周囲のみなさんは自宅で息を引き取ることは恵まれたことだと慰めてくれましたが、珍道中のような自宅治療の日々については、後悔しかありません。老人は突如病状が悪化するのに、それに対処できないのです。パソコンを開いて調べる間もなく、正しい食事の摂らせ方も分からないままでした。町医者は何一つアドバイスらしいことを言おうとしません。言っては悪いですが、全て、訴訟に備えている印象を受けました。

家族としてやったことが精一杯といえば精一杯です。長期に苦しまなくてよかったといえばその通りです。母は軽い認知症の薬を飲んでいました。そろそろお迎えが来てもおかしくなかったのかも知れません。
でもね、あと少しは生きられたのに、終末治療体制を押し付けてしまった気がしてなりません。何しろ、セカンドオピニオンを訊くゆとりもなかったのです。
今の老人医療は、元気なうちはどんどん薬を処方する、そして急に具合が悪くなった場合、肺炎など原因のはっきりしているものなら短期入院させるが、だらだら長居しそうな人は退院させる、または入院させないという暗黙の了解で動いてる気がしました。それををカバーするのが自宅派遣の看護士さんチームのようです。往診専門の医師もいます。
しかし、いとも簡単に老衰という言葉を口にした往診の先生の診断を、私は今も信じられません。患者の最期を看取ることに、あまりに慣れてしまっていないでしょうか? 家族はね、もっとあがきたいものです。諦観からは出発できない。でもそれは言えませんでした。
まあ、でも、電化製品で言えば保証期間を過ぎたものにあたるんでしょうね、80代の老人は。
病院がなるべく高齢者の入院を受け入れたくないという状況は、土地柄も関係するのかも知れません。

もう四十九日の法要も終わり、自分の中では気持ちの整理がついたつもりでいます。
なので、後悔を反芻する日々を送っているわけではありません。老人医療をとりまく環境が変わったことを書いておこうという気持ちもあり、書きました。

その後(四十九日法要の前)、フジロックに行って、けっこう気分転換になりました。
下調べが足りなかったし、楽しみにしていたビョークのステージはほとんどよく見えませんでしたが(苦笑)、楽しい3日間でした。

東京に行くのも少し慣れてきたし、また遊びに行きたいです。
やはり面白いものがいっぱいあるところですね。
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2013年02月10日

Robert Glasper Experiment ビルボードライブ大阪 (2013年1月23日)

先月のライヴの感想です。
Robert Glasper Experiment、行く前の予想がきれいに外れました。一言で言えば、スリリングな演奏を堪能しました。CDや動画投稿サイトで聴いたものをはるかに超えて、痺れるようなひと時がありました。

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ビルボードライブ大阪は満員御礼でした。早めに予約しなかったせいか、カジュアル席の中でも正面端の後列で、目の前通る人の動きが気になりましたが、音響面では満足できました。今回は
『ロバート・グラスパー・エクスペリメント・フィーチャリング・レイラ・ハサウェイ』
ということで、Lalah Hathawayが最初から出てくるのかと思ったら、後半からの登場でした。
きちんとセットリスト書くほど知識はないのですが、1曲目は「A Love Supreme」でした。
予備知識なかったので面喰いました。数日前にここのブログでCD『ブラック・レディオ』について長々文句をつけましたが、Robert Glasper Experiment についての予備知識はネット上の動画と『ブラック・レディオ』のCDだけでした。この曲をライヴで聴けると思っていなかったのです。
(↓ボートラと書いてありますが、ネット配信のみなんでしょうか? よく分かりません)
http://www.moovmnt.com/2012/02/25/robert-glasper-experiment-a-love-supreme-bonus-track/

曲紹介がないので、続きなのか別の曲なのかよく分からないのですが、とにかく緊張感溢れるフリージャズのような展開となり、その後、ケイシー・ベンジャミンのヴォコーダーによるソウル系の歌(「Ah Yeah」かも)でスタートしては、原曲とあまり関係ない方向に発展したヘビーな演奏が続き、またテーマに戻るのですが、呆気にとられて聴き入っていました。
そして流れるように始まったMark Colenburgのドラムソロは、精緻な音の積み重ねがじわじわ聴衆を引き寄せるモノローグのようなソロでした。その後ステージに一人残ったベーシストDerrick Hodgeがソロで演奏するという構成は素晴らしいのに、観客の一部が集中力失うようにざわめき、自分もそれに流されて集中できずに残念でした。(このタイミングでトイレ休憩に行く人らの気がしれんわ、と思いました…客の勝手ですから仕方ないですが、はっきり言って不愉快)
そしてLalah Hathaway登場。当然拍手で迎えるところなのですが、曲の切れ目がないままに次第にメンバーがステージに戻りはじめ、いつのまにか彼女も登場していたので、拍手のタイミングを逃してしまいました。CDに収録されているSadeのカバー曲"Cherish The Day"は低音部から始まり、知らないと一瞬男性かと思ってしまいます。もちろんそれは最初だけ。ライヴで聴く彼女の歌声は、平凡な言い方ですが、とにかく安定感がありました。感情移入しすぎることなく、それでいて力強く柔らかです。(←もっとましな表現ないのかと自分に苛々しています、すみません)ヴォコーダーから流れるケーシー・ベンジャミン(Casey Benjamin)と声とのデュエットでほろ酔い気分になりました。

カリンバのような音をグラスパーが弾きはじめ、何の曲だろうと思っていたら、"Smells like teen spirit"でした。この曲の動画は山ほどアップされていますが、このときのアレンジに近いのはこれ↓
http://www.youtube.com/watch?v=ZiExYhqaAto

なんかもう、感無量という自分が滅多に使わない言葉が浮かびました。こんな満足感って、なかなか味わえないです。
その後もう一曲あったのかどうか記憶が定かでないのですが、ファーストステージが終わりとなり、観客が必死で拍手してアンコールとなりました。曲は分かりませんが、とにかく演奏が始まりましたが、これはオマケという感じでした。でもまあ、長いステージではないのにこれほどの内容詰め込んでくれた出演者に、心から感謝したいと思いました。

今回、CDだけでライヴを予想することはできないと思いました。公式リミックスもあれこれ発売されてるようですが、自分としてはライヴDVDのほうが楽しめそうです。ライヴ音源はいろいろ無料配信されてるので、無理かもですけど。
とにかく、Robert Glasper Experimentがまた大阪に来てくれることを願っています。

ところで、ベースソロで観客がうるさいのはどこでも同じらしいですね。↓
http://www.youtube.com/watch?v=vHXckiSHzmI

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2013年01月23日

今夜行くライヴ:Robert Glasper Experiment『Black Radio』ビルボードライブ大阪(FB投稿と重複あり)

今年初めての更新になります。
こんなペースで恐縮ですが、本年もよろしくお願いします。
さて、今夜はライヴに行って来ます。

聴きに行く前ですが、ちょっとディスってみますw
Robert-Glasper-Experiment-AhYeah_cover-150x150.jpg







昨年Robert Glasper Experimentの『Black Radio』を聴いたときは、その前に聴いた『MOOD』と比較して、なんだかすごく物足らなかったというのが最初の印象。これならJAZZANOVAあたりの方が完成度高いと思いました。(JAZZANOVAは今もお気に入りでよく聴いています)

1曲目で、いやいや、2000年頃ならとにかくもう古いでしょこのパターン!とか言いたくなったので、続く名曲「アフロ・ブルー」が楽しめなかった。で、その感想ツイッターに書いたらファンの方からコメント頂き、「ライヴでのドラムは最高ですよ」と言われ、ならライヴで確かめようと思いました。
そもそもピアノトリオでの作品との比較は意味ないかもです。女性ヴォーカルをフィーチャーしたソウル系サウンドのグルーヴ感楽しみたいです…とまあ、月並みなカタカナ並べましたが、今夜はお高い感じのビルボードライブに行って来ます♪

さて、検索でかなり前のほうに出てきブログの感想に一部すごく共感しました。確かにハービー・ハンコックとの比較は違うだろうと思います。
自分の第一印象は、なんでもっと精力的に弾いてくれないの?というのものでした。『MOOD』を聴いたとき何で自分はもっと早くこのピアニストの存在に気付かなかったんだろうと思い、他のアルバムやプロジェクトにもすごく期待しましたから。でも、彼はエクスペリメントの方では個人芸を封印している感があります。それで物足らなかったわけで、この「ブラックレディオ」の評価が何で高いのかももう一つピンと来ませんでした。その思いは今もありますが、収録曲の一部はほんとに素晴らしいです。さらにボリューム上げるかヘッドホンで聴くと他の曲もだんだん好きになってくるから不思議。
件のブログのリンク貼っておきます:
http://blog.goo.ne.jp/stillgoo/e/b9738e8fee87dc6958e6305efb3d5c35

さて、昨年いろんなライヴに行ったのに、ブログやHPに感想書いていません。
また遅れ遅れで書くつもりしています。よろしくお付き合いください。

posted by ring-rie at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | live stage | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月09日

最近ついつい写真を撮ります。

フジロック3日目の途中でまた更新中断してしまいました。
言い訳はだれも聴きたくないと思うので、やめます。で、最近妙に写真撮るのが好きになってきました。
上から順に、フジロックのステージ横の花、映画館前のガラスケース入りポスター、近所の紅葉、
大阪千日前味園ビルの通路、同ビル内テナント前の開店祝いの個性的なフラワーアレンジ、JR岸辺駅からの風景。
今年7月から11月の写真です。一枚はフェイスブックにも載せました。
説明はおいおいするつもりでおります。

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2012年10月24日

フジロック3日目 とりあえずヒカシュー

フジロック3日目のヒカシューの記事書かないといけないのですが、本日は整理中の写真をアップしておきます。
2013年フジロック3日目オレンジコートにて、巻上公一氏率いる(?)ヒカシュー+放射能+ゴジラのステージ。ヒカシューのメンバーの他に、渋さ知らズオーケストラのホーンセクションが前列に、不破大輔がステージ奥にいて、キノコホテルのマリアンヌ東雲が歌い、チャランポランタンが可愛い双子を演じるというゴージャスでマニアックなステージでした。
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メンバーは巻上公一、不破大輔、ツイッターでフォローしている吉田隆一氏以外は分からないので、ヒカシューのブログから転載です:
ヒカシュー(巻上公一、三田超人、坂出雅海、清水一登、佐藤正治)
井上誠、不破大輔、芳垣安洋、辰巳光英、吉田隆一、中根信博、チャランポランタン
マリアンヌ東雲

双子の二人の写真はチャラン・ポ・ランのももちゃんのブログがおすすめ。
アトミックカフェのほうでのライヴの様子がよく分かります。
http://ameblo.jp/charan-po-rantan/entry-11317603881.html

ユーモアも遊びも盛り込みながら放射能汚染問題を真正面から取り上げる巻上公一のプロデュース力に脱帽でした。ヒカシューの大ヒット曲(?)「パイク」をはじめ名曲ゴジラ、モスラのテーマを聴けたし、とても満足でした。特にクラフトワークの「radioactivity」を厳かに歌う表情から彼の願いが伝わって来ました。
2011年の冬の公演の動画を紹介しておきます。
やや音が大きいですが…ゴジラのテーマからモスラの歌〜再びゴジラへ。素晴らしいです♪

http://www.youtube.com/watch?v=TU2bF-THoCo&feature=player_embedded
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2012年10月18日

フジロック(2012年) 二日目、土曜の夜 サカナクション、Buddy Guy

やはりフジロック感想を一気に書き上げられず、もはや秋が深まってきました…
ツイッターでは思いついたこと書いているのに、何なんでしょう、このパワーのなさは…
ですが、サカナクションのライヴのときは、持っている体力出し切って、いわゆる「魚民」の皆さんに押しつぶされないように最大限努力しました。もう回顧録になってしまいますが、7月末に頭を戻したいと思います。

ホワイト―ステージの最前列ではありませんでしたが、前へ前へと押し寄せる人の波に押し流され、気が付けばステージからほんの数メートルのところにいました。
1曲目の『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』が始まり、ファンの異様な熱狂の真っただ中で、ステージに完璧な静止画が照らし出され、横一列に並ぶMacや山口一郎が歌う姿を見ながら、このバンドの歴史的瞬間と言ったら大げさですが、彼らが迎えた一つのピークを目の当たりにしてるのだと実感しました。丁寧に構成された、予想以上の充実したショータイム。こんなサカナクションが聴けることが嬉しかったけど、おそらく数十歳年下のファンたちの間で、最後まで体力が続くのかとても不安でした。リュックサックしょったまま飛び跳ねる長身のワカモノたちと同時に跳ばなければ、身体のバランスが取れない。周囲の動きに合わせるしかないのです。運動会に間違って参加したPTAのようなものですね。
演奏しているサカナクションはカッコよかったです。山口一郎だけじゃなく、メンバーそれぞれが緊張感キープしながら要所を締める演奏で、連携もよかった。特にギターは演奏だけでなく動きもよくて(派手すぎもせず、押さえすぎもせず)、目の前で見れたのはラッキーでした。

セットリストは「セトリ!!!」http://www.setlist.mx/?p=19807 より転載します。
1.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』2.ホーリーダンス 3.夜の踊り子 4.インナーワールド
5.サンプル 6.僕と花 7.僕と花 (remix) 8.ネイティブダンサー 9.アルクアラウンド 10.アイデンティティ 11.ルーキー 

さて、昨年ドタキャンで聴けなかったバディーガイ、普通なら今年こそ見るぞって思うはずなんですが、昨年すごく楽しみにしていたのに肩透かし食らったためか、逆にどうしてもって気持ちが薄れていました。でもサカナクションの後に大混雑となってグリーンステージに向かうのはほとんど無理だったので、ノエル・ギャラガーは諦めてバディー・ガイが出演するオレンジコートに向かいました。結局こちらに行って正解だったと思うけど、今年のフジロックの目玉はオアシス関連二組なので、それを2曲しか聴かないという選択はちょっと心残りではあります。

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板を渡した道(写真のようにライティングがきれいでした)を延々歩いてオレンジコートに着くとすでに1曲目が始まっていました。ステージ前には大柄な男性が大勢集まっています。フジロック出演者らしい海外ミュージシャンたちがブルースの大御所を見ようとやってきたらしく、ステージがなかなか見えません。やっと見えたバディー・ガイは、やはり存在感が違います。ギターを弾く指は以前のように早く動かないにせよ、やはりあの声は最高です。バックバンドも当然のように文句なしのサポートをして、椅子に座って聴き始めたら、やっぱり疲れが出てきてしまいました。せっかくバディー・ガイなのになんて勿体ないんだ…と思いながらもウトウトしてしまいました。でも、幸福なひと時でした。

と思ったら、ステージ右に誰かセレブが現われたらしく、いきなり一部のファンが取り囲もうと走り出しました。誰かは分からないのですが、お蔭で椅子ごと倒されそうになり、危なかったです。その後その人物は慌てて関係者用通用口に消えて終わりになりましたが、バディー・ガイを見に来たのならそっちに集中してほしいものですね。でもほんの一瞬の出来事でした。
ステージが終わりに近づくころ、本人が自らセールスプロモーションをやっているのが微笑ましかったです。彼はやはり生涯現役でしょうね。また来日してほしいです。

オレンジコートから帰る途中、フィールド・オブ・ヘヴンを通ると伝説のギタリスト、Steve Kimock(スティーブ・キモック)のステージがまだ続いていました。足を止めたいと思ったけれど、ここで座り込むと確実に眠ってしまうので、Get Up, Stand Upを歌いながら歩き続けました。今日下記のサイトでこの曲がアンコールで演奏されたことを知りました。
3時間の演奏がアップされているようです。とりあえずアンコール曲を聴きました。

http://archive.org/details/sk2012-07-28.m200.flac16
(Steve Kimock Live at Fuji Rock Festival - Field of Heaven on 2012-07-28)

へろへろ状態で宿に帰り、翌日はまずヒカシューだと確認して就寝。いろんな理由で私は押し入れの上段に布団ひいて寝ておりました。今回泊まった宿はいろんな点でユニークでしたが、これについて書きだすと止まらない(?!)ので、本日の報告はここで終了です。
写真はオレンジコートに入る前の、木の板を渡した道の前のオブジェ。左側に輝くのがオレンジコートのステージです。その方向からBuddy Guyの演奏が聴こえてきました。うぉ〜と吠えながら走りました。

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2012年08月20日

フジロック(2012年) 二日目、土曜の後半 Ray Davies & Band, Caribou など(長いです)

やはり、二日目の前半書いてから間が空いてしまいました。以下、ライヴ感想以外も多くて恐縮です。

レイ・デイヴィスについて書くつもりだったのですが、のろのろしているうちにロンドン・オリンピックの閉会式に彼が登場してしまいました。開会式のときはちょうどフジロック出演だったので、もしかしたら閉会式に出るんじゃないかと予想していたのですが、本当にテレビで「ウォータールー・サンセット」("Waterloo Sunset")を歌う姿を見ることができました。音響のせいかもしれないけど、フジロック出演時のほうがよく声が出てたような気がします。「ウォータールー・サンセット」は開催地ロンドンにちなんだ選曲なのだろうけど、英国ロックの歴史を辿るのが今回の式典のテーマの一つなら、できれば”You Really Got Me”も歌ってほしかったです。

さてさて、フジロックでは2日目のグリーンステージに登場したレイ・デイヴィスを聴きました。この日あまり体調がよくなかったのでハートブレイクスを早めに切り上げ、グリーンステージのやや前方でレイ・デイヴィスを待っていました。最初はあまり混み合ってなかったステージ前には、キンクスの名曲に惹かれるように徐々に人が集まってきました。
大昔にビートルズ、ローリング・ストーンズ、フーなどのシングル曲はラジオでかかるのをよく聴きましたが、キンクスはほとんど聴いていません。正直言って自分はたいしたファンではないのです。ちゃんと歌声を記憶しているのは”Victoria”だけ。どう考えても当時キンクスは宣伝不足でした。あれほど名曲が多かったのですから、当時の洋楽批評家がもっと熱心にキンクスを紹介していれば状況は変わったかもですが…
でも、冷遇(?)されたバンドってキンクスだけではないかもしれません。自分が洋楽に興味を持ち始めた1969年頃、洋楽ファンはまだまだ少なく、FM局もなかったので、山ほどの英米のバンドをバランスよく紹介するのは無理だったと思います。しかし当時でも一部には熱心なキンクスファンが存在していたようです。彼ら(おそらく還暦ロッカーズ)はフジロックまで足を運んだのでしょうか? 私が見た限り、そういう古いファンはそれほど多くいませんでした。

しかし、レイ・デイヴィスはそうした古いファンに懐かしの音楽を届けることより、若い世代に自分の歌を聴いてほしいと考えていたようです。彼は曲の合間に自身について長々と語っていました。ある時期自分に(ミュージシャンとしての)価値がないように感じたけれど、自分の音楽を追うように聴き、演奏する若い世代がいると知って勇気づけられたようです。正確な訳ではありませんが、大体そんな意味のことを話していました。そんな言葉の後で ”You Really Got Me”を、しみじみとした気持ちを込めて歌えたのは、この日最大の収穫だったかもしれません。懐メロでなく、次世代とともにキンクスの曲を歌ってほしいというレイ・デイヴィスの願いと、この歌を待っていたファンたちの心が一致しての大合唱でした。
レイ・デイヴィスはやはり歳相応の姿にはなっていましたが、ギターを握った瞬間に表情が引き締まり、立ち姿がすごくカッコよくなるのです。バラードもいいけど、彼にはいつまでもロックンロールを歌ってもらいたいです。
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以下、セットリスト: 1.I Need You  2.I’m Not Like Everybody Else  3.This Is Where I Belong
4.Till The End Of The Day  5.Where Have All The Good Times Gone 6.Sunny Afternoon  7.Dead End Street 8.Waterloo Sunset  9.Come Dancing  10.Victoria  11.20th Century Man  12.Celluloid Heroes  13.You Really Got Me  14.All Day And All Of The Night

Ray Davies & Band の後は、本当は最初から聴きたかったElvin Bishopの会場へ向かいました。予想通りにいい感じの演奏が聴こえてきましたが、実質1曲しか聴けず、ホワイトステージに戻ると、Caribouの最後あたりでした。

Caribouが演奏していたのは浮遊感あるインストロ曲で、思わず引き込まれて聴き入りました。3年前のFoals(大まかに括れば、ですが)を思い出すような、適度にへヴィーで透明感あるサウンドが魅力的でした。しかしCaribouの演奏を後で探して聴いてみるとテクノ風のリズムを重視したものも多く、自分が聴いたような、楽器の響きが横へ遠くへと広がっていく作品ばかりではないようです。

Caribouのマイスペースの動画↓
http://www.myspace.com/cariboumanitoba/videos/video/21715603
(いいところで突然進まなくなるのがマイスペースの困ったところですが、この曲は最後まで聴けました)
スマッシュのページのCaribouの紹介↓
http://www.smash-jpn.com/band/2010/07_caribou/index.php
(フォーク・エレクトロニカって言葉が使われていてちょっと感心しました)

次のSAKANACTIONは予想通りの大混雑中、前から10列目ぐらいで聴きました。長くなりそうなのでいったん切り上げ、その後聴いた BUDDY GUY と一緒に紹介したいです。
ということで、この日はオアシスファンが酔いしれたノエル・ギャラガー・バンドは聴いておりません。バディー・ガイとどちらにするか迷っていたのですが、サカナクションの演奏後の大混雑でグリーン・ステージに戻るのに相当時間がかかりそうだったので、オレンジコートに向かいました。
(続きはそのうち書くつもりです)
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2012年08月08日

フジロック(2012年) 二日目、土曜の前半(体調悪し)

とりあえず、この日に聴きに行ったもの。

SEUN KUTI & EGYPT 80 (1時間ぐらい)
ACIDMAN (全ステージだが、ステージの見えない場所で聴いた)
THE HEARTBREAKS (最初から3曲)
RAY DAVIES & BAND (全ステージ)
ELVIN BISHOP (最後の2曲)
CARIBOU    (最後の2曲)
SAKANACTION    (全ステージ)
BUDDY GUY      (数分遅れたが、全ステージ)

SEUN KUTI & EGYPT 80 
この日は昼から参加。グリーンステージの奥の斜面に横になって聴こうと思ったが、あまりの暑さにゴロゴロと横になる気も起こらず。また、斜面なので気を抜くと下に転がって行ってしまう。いい場所は全てシートと椅子が占領している。
さて、フェラ・クティに息子がいて音楽活動してるとは知らなかった。(このシェウン・クティの他にも異母兄がいるそうだ。)フジロック常連らしい。
メッセージ性の強い歌とそのバックのファンキーなサウンド、ダンサーの激しい動きが何とも夏フェス向きな感じ。広いグリーンステージを揺らすような大音量で2時間の長い演奏を聞かせていた。
あまりに大音量すぎるのと、じりじりと照りつける太陽のせいで、じっくり聴けなかったし、もう一つ入り込めなかった。あそこまでの音量は要らない気がする。でも、グリーンステージ後方のピクニック状態の人たちの声がうるさいので、それに負けない音が必要なのかもしれない。音量の選択は難しいのかも。
歌に関してはそれほど感銘を受けなかったが、ホーンセクションが充実していたので今後も注目しようと思う。

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<次のACIDMANとTHE HEARTBREAKSについては感想らしい感想は書けないのですが、一応状況説明>
ACIDMAN
スペースシャワーTVでよく見かけたバンド。音楽について熱く語ってる彼らは本当に真面目な感じがする。やはり、ちゃらんぽらんな印象は全くない。前のほうで聴いてもよかったけど、何だか元気が出なかったのでずっと座って聴いていた。演奏はよかったと思う。前の方にファンが押し寄せて行った。勿体ないことをしたとは思うのだけど、体力温存することにした。せっかく初めてライヴで聴くアシッドマンの演奏についてまともなことが書けないのは残念だ。

椅子に座っていたら横で中国語で話す人がいたので、中国から来られたのですかと訊いたら、香港ですと返事が返ってきた。女性の二人連れで、片方が次に出演するハートブレイクスのファンだという。自分も友達と聴きますと言ったらニコニコしていた。しかし自分の英会話力が衰えているのを実感した…全然うまく話せなかった。フジロックで外国の人と話したのは初めて。

THE HEARTBREAKS
メンバーが登場して、歌が始まると、これは女性人気高そうなバンドだと思った。さきほどの台湾の女の子の目が輝いていたのも納得がいく。取り立てて新しい感じはないのだけど、なかなかいい演奏だな…と思いながら、聴く気は満々だったのだけど、体調は戻らず、立っていられなくなって3曲目でリタイアとなった。一緒に聴いていたSさんに声をかけて、レッドマーキーを後にした。やはり炎天下でしばらく我慢したのがダメだったらしい。
しかし、後から聴いたSさんの話では、実は4曲目から演奏がぐっと良くなったのだという。全く勿体ない話である。わざわざ香港から聴きに来る人がいるぐらいなのだから、今後人気バンドとなるのかもしれない。

(現在ブログにYOUTUBEの貼り付けがうまくいかないのでアドレスだけ書きます)
"Save Our Souls" by The Heartbreaks
http://www.youtube.com/watch?v=ThLrp8dwVU8&feature=related

え〜、結局この日自分が本調子で音楽を楽しめるようになったのは、次の、レイ・デイヴィスからでした。
とりあえず、写真だけ貼って、続きはまたのちほど。

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続きはレイ・デイヴィスからです。
タグ:FUJIROCK
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2012年08月07日

フジロック2012年…27日の続き・写真(Jah Wobble & Keith Levene)など

結局1日目だけ書いて終わりそうで不安になりますが…
当日聴き逃したファクトリー・フロア、なかなかよかったらしいことが下記ブログを読んで分かり、悔しい思いをしています(笑)
http://youthofeuphoria.blog65.fc2.com/blog-entry-321.html
↑このブログを書いている人も、Jah Wobble & Keith Levene -Metal Box In Dub を聴きに行ってました。ゴシップも聴いているし、かなり似たバンドを選んでるのですが、前夜祭に参加してるし、私の聴いたプログラムの2倍は聴いてます。この日の後半、ホワイトステージでゴシップを聴き、オレンジコートで上原ひろみを聴いてからグリーンに移動してBeady Eyeを少し聴き、ストーンローゼズ聴いて、終わりごろジェームス・ブレークを聴きにホワイトに移動、その後ファクトリーフロア、ジェームス・ブレーク(DJ)って、どんだけ体力あるんでしょうね!! 羨ましい。ファクトリーフロアで寝てた私と大違いです。

さて下の写真は、コメント欄で反響(笑)があったJah Wobble & Keith Leveneのバンドです。
で、まだヴォーカルの名前は調べていません(汗)が、とりあえず写真アップです。もっと前で撮ればよかったmのですが、まあ、雰囲気だけでも楽しんでください。

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以上です♪

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2012年07月31日

フジロックから帰ってきました

今年も性懲りもなく行ってきました、フジロック。キレいな若い女の子たちの夏フェスファッションは当然自分と無関係の世界でありまして、飲料水、雨具をリュックに詰め込み、椅子片手に、お定まりのロックミュージシャンTシャツに手ぬぐい、登山靴姿で3日間過ごしました。
今回は絶対に聴きたいバンドが特にあるわけではなかったですが、フジロックに行けば、行き当たりばったりに聴いたバンドに引き込まれたり、しばらく聴いていなかったバンドが非常に面白くなっていたりとか、いろいろと発見が多いので、やっぱり行くことにしました。
能書きタレの私なら音楽の話をあれこれ書きたくなるはずなのですが、毎回この夏フェスに参加するだけで疲れ果て、ほとんど書けません。
なので、今回は見に行ったバンドやミュージシャン名のメモ程度に書こうと思うのですが、書き始めると短くはまとまりそうにありません…毎度取りとめないですが、よろしければお読みください。

初日最初のイベント(?)が長蛇の列に並んでTシャツ購入したことでした。たかが買い物なのですが、ほぼ2時間半炎天下で待ちましたから、けっこう労力使いました。例によってグッズの販売方法はすごく要領悪いのですが、店員さんは真面目で親切でした。しかし探し物は見つからず、結局入荷はなかったようです。RadioheadとサカナクションのTシャツ、Stone Rosesのタオルを買いました。

Tシャツ購入の後、ファンク・ギターと分厚いホーンの音に吸い寄せられるように見に行ったのがホワイトステージのThird Coast Kingsでした。このバンド、軽快なのに重厚なんです。そしてジェームズ・ブラウン風のボーカルが加わると、いっそうダンサブルになっていきました。

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このバンドが気に入って最後まで聴いていたのはいいのですが、大混雑が予想されるチャットモンチーに間に合わないことに気づき、彼女たちを諦め、オレンジコートにPILのメンバーのバンド聴きに行きました。正式(?)には Jah Wobble & Keith Levene -Metal Box In Dubという長たらしいバンド名がついています。(分かりやすく言うと、ジョン・ライドン抜きのPILということでよろしいでしょうか? 詳細はこれから調べようと思います)
ライヴ会場の一つであるオレンジコートに着くと、濁ったような音とうめき声のような歌が聴こえてきました。地の底に沈みそうな重苦しさを軽快なリズムが押し上げています。ステージを見るとヴォーカリストは水中めがねのようなサングラスかけ、ギタリストは何を考えて選んだのかビートルズのTシャツ姿でノイジーでファンキーなギターを弾きまくっています。真昼間に何てダークな世界なんだと思いながらも、きらめく濁色の世界にしばし没入しました。

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続きは、gossip、James Blakeなどです。クリックして読んでください。
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