2011年09月07日

フジロック2011・初日前半に聴いたバンド 続き + シャーベッツ(浅井健一)

2011年夏のフジロック1日目のレポートの続きです。
写真など。

毛皮のマリーズ、解散するらしいですね。
フジロックでのステージが面白かったし、女性ベーシストはカッコよかったし、もう少し長くやってほしかった気がしています。

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所詮モニターの写真なので、アップしてもよいのではと勝手に思っています。
厳密にはダメでしょうが…


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The Middle East のほうはモニター写真ではありませんが、何となく怒られずに済むような気がしています。(甘いかな)
メンバーの名前が未だに覚えられないでいます。とりあえず、ステージの雰囲気だけでも伝えたいのでアップします。

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写真が多い割にメンバーの情報が何一つないというのはあんまりかも…
しかし自分もフジロックのバンド紹介やCDのライナーしか読んでいません。
日本語の詳細情報が見つかれば後でリンクしておきます。

残るミドルイーストの写真は「続きを読む」に入れておきます。キーボードの女性が素敵です。

ソウルフラワーユニオンとシャーベッツは目の前で見たので写真はありません。

シャーベッツは、ブランキー・ジェット・シティーのファンなので、ベンジー狙いで聴きに行きました。相変わらず彼はカッコよかったですが、演奏内容としては去年レッドマーキーで見たポンティアックスのほうが個人的に好きです。
でも、自分が持っているファーストアルバムの曲もやってくれたし、熱心なファンの表情もよかったし、いい雰囲気のなかで彼の歌を聴けました。キーボードの女性の声も素晴らしかったです。歌詞の隅々までゆっくり聴ける歌が多かったです。

自分は出遅れてブランキー・ジェット・シティーを聴いたので、未だにベンジーという呼び名がしっくり来ません。浅井健一という名前のほうが馴染みます。
シャーベッツのファンというほどこのバンドを聴いてはないし、彼の歌詞が一番好きなのはBJCの初期あたりです。
それでも、歌とギターの一体感が素晴らしいミュージシャンで、常に自分の現在形のスタイルを提示しようとする姿が好きだから、フジロックで彼のステージは見逃せません。

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2010年11月10日

吉見征樹さんのタブラ

何度も書いていますが、先月に聴きに行った川嶋哲郎(サックス)+吉見征樹(タブラ)の主催者平石いづみさんのブログ記事のリンクがまだでしたので、下記に貼っておきます。私が撮影したおふたりの写真が載っています(すごく普通の写真ですが…)

http://wind.ap.teacup.com/izumimeisoh/2129.html

川嶋さんの新譜のCDの感想も書いたのですが、読み返したら、だいぶ調子に乗りすぎた印象があったので、もう少し直してから出します。(断愚流通信のほうに出そうかと思っています。)

先日のライヴでは吉見さんのタブラの音色を堪能させて頂きました。
その後NHKBSの番組でも演奏を披露されていました。
演奏も素晴しいですが、びっくりするほど、面白いMCをされる方でもあります。

日本のジャズ・ミュージシャンも、ジャズ人脈周辺の多種多様な音楽を演奏する人たちも、素晴しい人たちがいっぱいいますが、ライヴハウスによっては経済事情が大変な場合も多いと思います。どうしてそういう話をするかと言いますと、上記のライヴは満員でしたが、今までお客さんの少ないライヴに何度も行っていて、どうしてこんなにいい音楽を聴きに来る人が少ないのだろうと思うからです。そういう自分も、なかなか夜は出かけづらいのですけど。

素晴しいオーディオ装置で聴く音楽より、私はライヴハウスの演奏を楽しみたいほうです。
前回吉見征樹さん参加の「音や金時」でのライヴCDを買って、一度ここに行ってみたいと思いましたが、関西在住なのでなかなか難しいです。

こちらはヴァイオリンの太田恵資さんと吉見さんのデュオ。9分以上あり、異国情緒満喫できます。



ラベル:吉見征樹
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2010年11月08日

「セイジャクノオト2+鬼神冥想図」ご来場ありがとうございました。

11月6日、大阪府吹田市メイシアター小ホールにて
「セイジャクノオト2+鬼神冥想図」のライヴが無事終了しました。
今回は、文学作品を題材にして映像を用意し、準備した音源を流し、これに即興演奏を加えるという形を基本にしたパーフォーマンスを主体にしたプログラムでした。
その一方、Scopeのファーストアルバム収録曲「HEDGEHOG」をギターとベースのデュオで即興演奏するなど、二人のソロも十分に楽しめる内容となりました。

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とりあえず、準備前の様子など:
集合した寺沢さん事務所から、出演者と自分と大量の荷物(楽器など)を載せて出発。メイシアター小ホールに5時10分に到着。
自分は会議椅子出して、CDやハガキの売り場を作りました。「鬼神冥想図」CDジャケット絵の画家松本潮里さんの絵と、今回も映像提供で参加してもらった武内正樹氏の写真の絵はがきが並んで準備完了。

そのとき会場内はセッティング進んでいた模様。朗読担当のSさんの声の音量はリハーサルで確認していなかったので、会場1時間前に音響チェックしていました。中の様子はよく分かりませんでしたが、事前のチェックはかなり丁寧でした。メイシアターのスタッフの皆さんに感謝。

パソコンからプロジェクター転送して画像を映し出して、これをステージ中央に映し出すのは前回と同様ですが、その左右に出演者が座るという立ち位置は今回初めてです。
映像の切り替えは前回私が担当しましたが、今回はScopeヴォーカル担当の粟井さん。彼の歌は今回はありませんでしたが、「小さい秋」の声と録音編集で参加しています。

さて、本番が始まり、やっとこの時間を迎えられたと思い、ほっとしました。

内容について書きたいことは山ほどありますが、本日はここまで。
イベントが無事終了し、私は感無量でありまして、現段階での客観的コメントは身内なので出しづらいです(苦笑)
ご来場くださった皆さま、特に遠方から来てくださった松本さんに心から感謝しています。
セイジャクノオトはシリーズで今後もメイシアター小ホールで開催する予定です。

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2010年08月28日

Overground Acoustic Underground、小坂忠with鈴木茂、中野督夫/2010年フジロック2日目

さて、フジロック2日目。この日はよく歩き回りました。
一部聴いたもの・・・
Overground Acoustic Underground, 小坂忠with鈴木茂、中野督夫  Kula Shaker
最初から最後まで聴いたもの…
Pontiacs、straightener、John Fogerty、Roxy Music、Chris Cunningham(最後は聴いたというより、当然映像がメイン)

本日の紹介はOverground Acoustic Underground と小坂忠with鈴木茂、中野督夫 です。

Overground Acoustic Undergroundは日本のバンドで、以前FMで聴いて以来気になっていました。
しかし、それ以外全く予備知識なかったため、BRAHMANのメンバーが4人入っていたと知ったのはフジロック終わってからでした。そう言われれば、「あ、そうか!」と思いますが、聴いている間は全く考えてもみませんでした。

息子がよくBRAHMANを聴いていたので、自分もけっこう知っているつもり(音楽だけは)だったのですけど、ボーカル、ギターその他担当のMARTINとパーカッションKAKUEIがメインなのか、ブラフマンとは雰囲気がまるで違いました。こちらはトラッド路線というか土の香りがする感じです。伸びやかな歌声とアコースティック楽器のアンサンブル。

3曲ぐらいしか聴けませんでしたが、彼らの魅力はかなり分かった気がします。ブラフマンとの関係を知らずに聴いたのが案外正解だったかもしれません。どちらかといえば40代以降の音楽ファンが楽しめるようにも思うので、ワカモノ向けのフェスだけでなくいろんなライヴに出てほしいです。



次に、かなり山奥(笑)のGypsy Avalonに移動。小坂忠with鈴木茂、中野督夫のステージを途中から見ました。でも「花いちもんめ」に間に合った! 懐かしいはずなのに、聴こえてくるのはすごく新鮮な音。なんか、すごく嬉しくなりました。熱心なファンでも何でもない自分ですが、やはりかなり興奮しました。

見始めた場所では、鈴木茂が全く見えません。なので、後ろへ、後ろへと移動しました。山の斜面そのままの客席には、途中小川が流れている! ボチャンと足を突っ込みそうになりながら右手に移動して、やっと鈴木茂が見えるぞぉ〜と思ったら、「花いちもんめ」終わりでした。でもあのギターの音はずっと聴こえていました。息があった素晴らしい演奏でした。

それにしても、中野督夫さんカッコいい! ブライアン・フェリーに勝てるでしょ、きっと。その後聴いた友人の話では、東京での彼のデュオライヴは半分漫談とか・・・(詳細未確認です)
もちろん小坂忠さんもカッコいいです。
↓下の公式レポに写真あり。
http://fujirockexpress.net/10/?p=2772


小坂忠(Vo. & A.G.)、鈴木茂(E.G. & Cho.)、中野督夫(A.G. & Cho.)、サポート/永原元(Per.)

この後はKula Shakerでした。これも途中から参加。
とりあえず本日の紹介はここまで。
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2010年08月17日

フジロック1日目(30日)について書き忘れていたMutemath, Jaga Jassist

フジが終わってからの疲労とその後の忙しさからなかなか感想が書けません。
1日目についてメモ程度の報告をしたものの、途中MutemathとJaga Jazzistのステージについて書くのをすっかり忘れていました。
Mutemathはヴォーカリストの歌い方や声が気に入っていて、曲作りも演奏も神経が行き届いていて、自分らのやりたい音楽を目一杯詰め込んだ感じのするバンドで、ライヴで聴いてみたいバンドだったのですが、私の不手際で途中から聴くことになってしまいました。
しかし、CDで聴いた印象では全く予想外の派手なアクションの多いバンドでびっくりでした。自分としては彼らの名曲を呑気に聴くつもりでいたのですが…
見た目はけっこう地味な感じなのに、よくまあこれだけ動き回れるなあと感心。山ほどあるバンドとの差別化を考えると、フツーに演奏してるだけじゃダメってことでしょうか。
でもキーボード弾きまくるヴォーカルのポール・ミーニーの演出はメチャクチャなようだけど、それなりに計算されているような気がしました。一方ドラマー(ダレン君というのですね)は、計算なのか勢いなのか、ドラムセットに水かけて叩き、いきなりステージの前へ出てくるわ、代わりにベーシストがドラムを叩きはじめるわで、呆気に取られているうちにラストを迎えていました。

彼らのマイスペースのアドレス↓
http://www.myspace.com/mutemath

たぶん昨年サマソニのライヴ↓



雨が激しくなって動き出した後に少しだけ聴いたのが、Jaga Jazzistです。カタカナで書くとヤガ・ヤジストとなるそうです。彼らの演奏、なかなか自分の好みだったのですが、じっくり聴くには身体が冷え切っていたのと、The XXもちょっと聴きたかったので(結局諦めましたが)、途中まで聴きました。
自分が聴いた部分がそうだったのかもしれませんが、知っている音楽で一番近いのがPat Metheny Groupだと思いました。もちろん大まかかな分類であり、無理やり自分の知っているものと結び付けているのですけど。ただ、世界中の人が郷愁を共有できるような音楽という点では似ていると思います。

プログレ、ワールド・ミュージック的とも言えますが、こういうバンドをやろうという人たちはカテゴライズされることを一番嫌うかもしれません。まずは一度聴いてみてください。↓

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2010年08月06日

Fuji Rock Festival 2010 楽しんできました。

暑いですね〜毎日。数日前にフジロックから帰って来たのに、ブログ更新できませんでした。やっぱり年齢と生まれつきの体力のなさから、フラフラで帰って来ました。やっと日常生活に戻りつつありますが、この猛暑の中、普通に暮らすのにも体力消耗します。

そんなヘタレな自分ではありますが、同行した友人たちに支えられてフジロックの3日間を存分に楽しんできました。もちろん、「ああすればよかった、あのバンドも聴きたかった…」という後悔はいろいろありますが、それよりも何も、めったにお目にかかれないミュージシャンたちの演奏をあれこれ聴けただけで、満足しています。

大阪から京都に行き、夜行バスで長岡に行き、新幹線で越後湯沢に行き、宿に行って荷物を預けて、駅前の長い長いバスの行列に並びました。いざ現地に! と気合を入れたもの、会場前では、例によってリストバンド交換にまた長い行列ができていて、最初聴きたかったバンドは聴けず(スーパー・フライかキセルで迷っていたけど)、Ashの途中から聴き始めました。
Ashのヴォーカルは優しげでカッコよかったです。しかし、どうも現地についてすぐで、まだ会場の雰囲気についていけない状態だったらしく、演奏をじっくり聴けずに残念。
ここでネットつながりの友人たちとのオフ会タイムとなりました。雨も降っておらず、ゆっくりご挨拶ができて嬉しかったです。

その後食事をしようと歩き、ホワイトステージ近くまで行きました。ここで自分がゆっくりしすぎて次のThe Cribsにもまた遅刻。どうも夜行バスの疲れが出てしまったらしい(泣)すみません、本当に。
しかし、特別参加のジョニー・マーの演奏はしっかり聴けました。彼はかなりの年齢なのに、見た目も演奏も若いThe Cribsに完全の溶け込んでいました。実はそれほど興味のあったバンドではなかったのですが、実際に聴いてみるとビシっとまとまりのある演奏でした。
ここで雨が降り始めました。慌てて雨具を出して着て、グリーンステージからレッドマーキーに移動しました。The XXを聴くつもりだったのですが、自分が見ようとした場所はヨーロッパ人か米国人か、背の高い外国人が固まっていて、背の低い自分は何も見えそうにありません。あまり前に行くと次のグリーンステージに戻る時間が心配です。なので、残念だったけど、グリーン・ステージに早めに行きました。

初日の自分の一番の狙いはThem Crooked Vulturesでした。
下のアドレスはフジ関係のテレビ番組の録画なので、あっという間に削除されると思いますが、一応貼っておきます↓
http://www.youtube.com/watch?v=ukkcVsPOgOk
(8月6日午後貼りなおし)


bさんが移動せずにずっと同じグリーンステージの観客席にいました。モッシュ・ピットには入らず、その柵の後ろのPA小屋の前で待っていました。彼女がフジロックに着た理由は、このバンドを聴くことでした。雨がだんだん強まる中、二人で演奏を待ちました。

そしてついに演奏が始まり、ジョーンジーことJohn Paul Jonesが自分の目の前にいるというだけで、嬉しくてたまりませんでした。期待通り彼の演奏は素晴らしく、ベースだけでなくキーボードも弾き、助っ人という立ち位置ではなく、スリーピースバンドの3分の1の活躍をする姿に、これまた嬉しくなりました。

演奏は最高だったのですが、自分の着ていた山岳用ジャケットの防水がダメになっていてずぶ濡れになってしまいました。いったん会場を出て、バス乗り場近くの休憩所のようなところに15分ぐらい歩いて行き、bさんが貸してくれた服に着替えました。bさんは宿に先に戻るというので、Museを観るために一人会場に戻りました。

Museはかなり後方で聴きました。ビジュアル面のカッコよさが有名な彼らのステージを3年前に見逃していたので、今度こそちゃんと見ようと思っていました。少し遅れたものの、あの派手な照明はしっかり楽しみました。今回3日同行したsさんはかなり前で聴いていたのだと思います。

以上、ざっとですが、フジロック1日目の報告をしておきます。修正追加加筆はのちほど。
ラベル:Fuji Rock
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2010年06月08日

Chris Cunninghamがフジロックに来るそうな。

「Chris Cunninghamもフジロックに来ます!!」と言われて、一瞬考え、あ、ビョークのアレですね…としか浮かばなかったけど、このPVを久々に見て、やっぱりこの人のステージというのを観てみたいと思った。

彼が監督したビョークのPVというは彼の作品の中ではかなり分かりやすいほうなのだろう。



次のAutechre - Second Bad Vibelというのは、上のに比べると一般受けは悪そう。ビョークのPVとはかなり路線の異なる作品。一部の短編映画ファンの皆様には面白いと思うが、ちょっとしんどいかも。



カニンガムの作品もいいけど、このAutechreのノン・オフィシャルPVなどにも山ほど面白いものがある。自分はドイツのかなりマニアックな画家たちの絵を思い出していた。(マニアックという言葉を安易に使うのはよくないかもしれないが、適当な言葉が見つからないので、とりあえず)

かつて自主制作映画を作る自分の友人は、8ミリから作品を作り始めた。遠い昔の話のように思えるかもしれないが、カニンガムの二つ目のPVを見ながら、根本的にはあまりスタンスが変わっていないように思った。
きらびやかなステージにアンダーグラウンド映画のような映像が流れるとしたら、隔世の感はあるけれど、とても楽しいと思う。

(アップして数時間後一部書き直しました)
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2010年04月19日

4/10、11の川嶋哲郎ソロ、デュオ、主催者のレポートと、ライブの会場選びについて

自分も長々レポートを書いたサックスソロと、その翌日のアコーディオン佐藤さんとのデュオのレポートが、平石さんのページにアップされていました。私が忘れてしまっていた曲名もあったし、写真もいろいろあったので、興味のある方はぜひご覧下さい。
私も聴きに行けなかった11日の様子がよく分かり、楽しく読ませていただきました。↓

http://wind.ap.teacup.com/izumimeisoh/

平石さんはライブ会場選びにこだわる方なので、今までいろんな会場に行きました。すでにいろいろ紹介しましたが、大阪のフジワラビル、神戸の世良美術館など、その場に足を運ぶだけで、まずはその建物に惹かれてしまうという場所が多いです。


平石さんご夫妻の主催するライブのお蔭で、自分も少し勉強させてもらい、3月にscopeのライブをするときの参考にしたことがあります。というか、全く素人なので、時々聴きにいくライブを思い出して開演までの準備を考えました。
1曲目はどんな曲がいいか、といったことも話し合いました。もちろんscopeのリーダーはTさんなので、自分は結論を出す立場にはないのですけど。ただ、自分としては、ライブハウスではなく、ホールなどを借りて行うライブの段取りのイメージがあったので、今回のライブの準備について行けた気がしています。

吹田市のメイシアター小ホールという会場のいいところは、会場の利用料に照明と音響のスタッフさんがついているところ。秋にはもう一度ここを借りてライブができないかと思っています。具体案は現在検討中。音響面では、またPODを使おうとか、二人がいろいろ考えているようです。理想は新CDを並べてのライブですが、それはまだ分かりません。秋はイベントが多い季節なので、なかなかベストな日取りの予約は難しいかも。それでも、またライブができると思うと、とても楽しみです。
ラベル:平石いづみ
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2010年04月16日

サックス、サックス、サックス…生音が近いと空気が揺れる。

ソロライブの感想の続きです、プログラムの後半、その他。
これでおしまいです。写真はまたそのうち。

今回のライブのテーマが「4月」や「春」ということで、春にちなんだ曲の演奏が続きました。
忘れてしまった曲もありますが、後半とアンコールの曲のうち覚えているものを書いておきます。(訂正や追加情報ありましたら、よろしくお願いします)
I'll Remember April (Gene De Paul – Don Raye – Pat Johnson)
April In Paris (Count Basie)
Aika (Tetsuro Kawashima)
You Must Believe In Spring (Michel Legrand)
Take The 'A' Train (Duke Ellington)
Mack The Knife (Kurt Weill)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

川嶋哲郎のソロについては、以前から聴いていて、何度か紹介文を書いた。似たような賛辞を繰り返してはならないと思うが、毎回このような特別な体験ができることへの感謝を書いている。その点はずっと変わらない。

当然ながら、ソロには聴くたびにいろんな変化がある。今回は全般にふわっとしたリラックスムードがあった。といっても、川嶋さんは常に全力投球で演奏されているわけで、ずっと緊張感は続くのだけど、楽器が鳴るままに鳴らしていくような、ごく自然な流れに身をまかせるように聴いた。

これまで、かなりとんがった路線というか、空間に勝負を挑むような演奏が続くときもあった。そういう演奏を冬の山に例えるとすれば、この日の演奏は春の丘というところだろうか。選曲も演奏もテーマの通りに進んだ。

サックスの音の中にカルテット、クインテットの演奏が息づく演奏もある。今回聴いた「I'll Remember April」がそうだった。この曲のオープニングの定番的アレンジを思い出し、彼のサックスの音をピアノやドラムに重ね合わせて聴く。誰の演奏かは思い出せないけど、過去に聴いたアルバムで聴いた音が漠然と蘇る。川嶋さんは誰のドラムを思い出して吹いているのだろうと考えた。今回自分が一番楽しんだのがこの曲だった。

アンコールは部屋の外に移動し、テラスで聴いた。土曜の大阪のオフィス街の午後の空にサックスの音が広がる。1曲だけでもありがたいのに、2、3曲吹いていただいた。かなり体力を使った後のアンコールなのに。でも嬉しかった。
最後、主催者平石さんのカメラで集合写真を撮り、解散。解散というのはおかしいけど、とにかくそんな終わり方だった。

会場の片づけを少し手伝って、しつこく写真を何枚か撮って、平石さんにお礼を言って会場を出た後、芝川ビルの階段の手すりの写真が撮りたくて、長々とビル内にいたら、帰る支度をした川嶋さんたちにまた会ってしまった。ビルを出る川嶋さんがスーツケースを押していた。

出口で川嶋さんの真横に立つと、自分はどきどきしてしまった。そういうときは、何とかお礼の気持ちを伝えたくなる。舞い上がった自分は、それこそ「ソニー・ロリンズを思い出していました」などと言い出しそうだったから、急いで挨拶だけして帰った。

そんなふうに固有名詞を出すのはとても危険な気がするけれど、最近川嶋さんのサックスを聴いた後に、いつも思い出すのがソニー・ロリンズだ。似ているのかどうかは分からない。しかしあの豪快さと繊細さ、男っぽさとしなやかさを往復する彼のサックスを聴くとき、ロリンズの名が浮かぶ。
理由は分からないが、ソニー・ロリンズの次はジョージ・アダムズが頭の中でサックスを吹き始めた。続いてディヴィッド・マレイも。自分の中で謎のサックス大会が始まり、淀屋橋、北浜周辺の風情のあるビルを見ながら歩いた。どうして川嶋さんのアルバムの曲を思い出さないのか分からないが、ライブの後は妙な精神状態になり、言葉も音も脈絡なく続いていく。そしてこういうときはiPodも何も要らなくなる。
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2010年04月12日

サックス、サックス、サックス…ライブでミュージシャンに出会うことと、ソプラノサックス・ソロによるアジア各地の音楽の特性へのアプローチ

4月11日記事の続きです。前半にはまた自分の雑感が多いので、サックスソロの内容にについては後半からお読みください。

4月10日の川嶋さんのサックスソロの本番について、さっさと感想を書こうと思うのだけど、いろんな思いが去来して先に進まなかった。というか、自分の場合、何をするにも体力のなさが一番ネックになっている。
いいライブを聴かせてくれるミュージシャンを見ていると、自己管理能力の素晴らしさに心をうたれることが多い。世間には酒癖の悪さが指摘されるようなミュージシャンもいるだろうけど、そんな先入観は持たないほうがいい。
過去の川嶋さんの病気や交通事故についての記事を読むと、自分は不屈の精神とか、何とかの精神とか、そういう言葉自体があまり好きではないのだが、ヘタレな自分と向き合う術を少しは身につけないといけないと思う。

ミュージシャンがが音楽に真摯に向き合う姿を見るだけで、こちらも相手の音を聞き逃すまいと思う。また、何度か書いたことだけれど、CDを聴いたときは、楽器がひとりでに鳴っているような思いで聴いてしまうことがあるが、ミュージシャンを自分の目で見たとき、普通にメシを食って生きている人間が演奏しているのだという当たり前のことに気づく。ミュージシャンにも生活があり、それを起点に全てが始まることに気づく。音楽は生活に密着したものだ。一見おそろしく難解に見える絵が、実は何でもない日常から生まれることがあるように、アヴァンギャルド的な即興音楽も、小学校で習う歌も、スタートラインはそれほど変わらないと思う。それをほどよい加減で発展させてくれるのが、ミュージシャンの知性と感性。自分はそういうことをすぐに忘れる。頭の中で音だけが一人歩きしてしまう。

(実際は、ライブ直前に、自分が朝自宅で作ってきたサフランライスの、サフランの黄色い色が抜けてしまったのは、高いサフランをケチケチ使ってきたからだろうか、などという、どうでもいいことを延々と考えていた。どうして自分は、こんなときに雑念から逃れられないのだろう)

今回、川嶋哲郎ソロのソプラノ・サックスのパートでは、スケールについての説明を詳しくして頂いたので、漠然と知る、沖縄やインド特有の音階について、川嶋さんの楽器から聴こえてくる音楽を通して考えることができた。アジアを中心に、各地の音階をベースにした即興演奏を聴いた。こうして、チベット、沖縄、日本、韓国、スペイン、インドなどを巡っていった。チック・コリアの「スペイン」が聴こえてきたような気がして、何だか嬉しくなった。川嶋さんはこういう説明をされるのが上手で、説明がとても分かりやすい。
春の日差しの中で、ソプラノ・サックスが響く。会場の床は木製で、室内の音の響き方は、何となく昔の学校の教室を思い出す。

続いてはフルートのソロだった。今回は春にちなんだ曲を演奏したはずなのだが、また自分の雑念癖が出たせいか、曲名を忘れてしまった。音楽を聴き始めると没入してしまい、漂うように聴いてしまった。いい時間を過ごせたけれど、レポートが書き残せないのが残念。
ここで休憩となった。
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2010年04月11日

サックス、サックス、サックス…川嶋哲郎ソロ、開場前の風景

川嶋さんのライヴに行ってきました。開演前の様子を、初めてじっくり体験しました。


ライブの前日、なんとなく引っ張り出したCDは、アンドリュー・ヒルのアルバム、『ネフェルティティ』。1曲目の"Blueblack"を聴き、自分は、まとまったきれいなものより、ブツ切れの感情がぎこちなく表れるような演奏に惹かれると思う。

朝起きて、川嶋さんのアルバム、『クレスタ』を聴く。三人のピアニストが参加するが、自分は石井彰さんが特に好き。曲では"In Other Words"が好き。
呑気にこの曲を聴きながらメールチェックすると、ライブ主催者の平石さんから、お手伝いOKなら早めに来てくださいという連絡が入っていた。アドレナリン全開になりそう。嬉しい。しかし急がなくては。

川嶋哲郎のソロをiPodで聴きながら、近代日本建築の魅力を今に伝える、という説明がぴったりのビルに入った。木製の手すりを愛でながら階段を登る。すると階上からサックスの音が漏れ聴こえ、耳元のデジタル音楽と重なった。慌ててイアホンを外す。

ビルの4階の会場に着く。本番1時間前。なんとなく、自分が手伝いをしなくても人員は足りている様子だった。デジカメを取り出し、室内の隅、窓枠、スタンドに立てた楽器、テナーサックスの音を確認している川嶋さんの背中を追った。
今回はプロのカメラマンさんが来るという。ということは、今回別に自分の素人写真は必要ないのだけど、撮影してもいいと言って頂いた。毎回そうだけど、自分は自分の楽しみのためにデジカメを使って会場周辺を撮っている。そして主催者に見てもらっている。

今回はリハ時間から入室させてもらった。オレンジ色のTシャツ姿の川嶋さんが壁に向かって音を出している。そして自分は、窓枠の金属やコンクリートの、崩れかけた部分を見ていた。そしてカメラを向けた。奇妙な儀式のように、窓枠ばかり見ていた。今日は久々に日差しがきつい。芝川ビルの北側から見える他のビルの壁の影が作る、グレーの濃淡に惹かれる。そして寒い日に使われるはずの銀色のヒーターにも。部屋には光が溢れ、川嶋さんが音を確かめている。並んだパイプ椅子の黒い色。昔ながらの板張りの床。もっと正確にこの時間の色を映像に残せればよいのだけど。4月10日13時ごろ。暖かい空気に包まれ、ライブチケットを手にした人たちが次々と訪れていた。

ライブは儀式ではない。けれども、リスナーはみんな、それぞれの聴き方をするために、その時間を迎え入れるために、何かしら儀式めいたことをしているのではないかと思う。もちろんこれは、自分の想像に過ぎないけれど、自分なら、余裕があるときは、何かしら工夫をしている…


1時間後、白いシャツに濃いグレーの薄手のジャケットを着た川嶋哲郎が自分の前に立っていた。
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2010年04月09日

川嶋哲郎 Solo!

今頃告知するのもどうかと思いますが、自分が明日聴きにいく川嶋哲郎さんのライブです。お昼にジャズを聴く、それもサックスソロ、という企画は相当珍しいかもしれませんが、自分とっては恒例のライブです。
明後日の江井ケ嶋酒造(株)のデュオのライブはほぼ満席のようですが、主催の平石さんのブログを読むと、明日のほうはまだ空席があるようです。
(なので、明後日のライブの情報は一応外しておきます。)

2010年川嶋哲郎特別企画ライブ
  〜四月になれば、彼/彼らは...〜
内容:川嶋哲郎 Solo!
開催日:4月10日(土)
開場:13時30分 開演:14時
会場:芝川ビル 4F モダンテラス
料金:一般3000円 シニア、学生:2500円 ※要予約
備考:50席限定 (自由席)、専用駐車場無し


川嶋哲郎オフィシャルサイト…http://tetsudas.com/

平石さんのブログはこちら…
http://wind.ap.teacup.com/izumimeisoh/

ここのところ、ソロよりもデュオの企画によく行っているので、ソロを聴くのは久しぶりです。びしっと真剣に聴きたいです。
淀屋橋や北浜は散策するのにとってもいいところです。早めに出かけてお一人さまランチも楽しみたいです。

芝川ビルはこんなビルです。
元の建物もいいんだろうけど、写真もまたカッコいい。↓
http://shibakawa-bld.net/about/gallery.html
ラベル:川嶋哲郎
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2010年03月28日

ライブ終了:写真映画音楽「セイジャクノオト」

吹田メイシアター小ホールでの写真映画音楽「セイジャクノオト」のライブが無事終了しました。

特によかったのは、後半の『十二縁起』。セットリストについては、すでに寺澤さんのブログとscopeのオフィシャルサイトにアップした通りです。
映像担当の自分には反省点がいろいろありましたが、武内氏の写真も、scopeの二人の演奏も充実していて、このライブの企画に関わって来れたのは幸せなことだと感じています。
今後もこうしたライヴの企画を続けたいと思っています。

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来てくださった皆様に感謝。ライブを公開リハーサル時から聴いてくれた小寺さんが寺澤ブログに感想を寄せてくださいました。↓
http://ameblo.jp/scope/

こんなにきちんとした、丁寧な感想を頂き、しみじみと今回のライヴを企画してよかったと感じています。
自分も感想やライヴ準備の様子などを断愚流通信に書くつもりでいます。
(昨日の記事を少し書き直しました。緊張していたので疲れが出たのかも。)
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2010年03月04日

写真映画音楽「セイジャクノオト」の会場担当者との打ち合わせ

3月27日に行うライヴは、会場の申し込み者である自分が主催者となっているのですが、連絡係以上の仕事は特にしていません。
ある程度情宣を担当することになっていますが、フライヤーその他の印刷物作成はすべてギターのT氏がやっているので、自分は様子眺め状態です。
もっと積極的に告知をしなくてはと思いながら、今回は今までのscopeのライヴと少し様子が違って、スライド上映つき、ドラムレスで即興中心、ということ以外にあまり知らないのです。演奏をする側もいろいろ考えている最中だと思って、内容についての質問はあまりしませんでした。

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そんな中、公演が近づいて会場(吹田市)の担当者との打ち合わせの日が来ました。ベースのF氏が仕事で来れず、私とT氏が担当者と会いました。当日の開場時間その他のタイムテーブルもT氏が作成し、自分はもっぱらはいはいと聞いているばかり。
そんな中、担当の方が、「開演時は板付きで…」とか訊き、何やらよく知らない用語が飛び交い、私は「『板付き』って何〜〜??」と思いながらも必死でメモをとっておりました。(あとで、出演者が席に着いたまま幕が上がるなど、着席状態から始めることだと教えてもらいました)
大丈夫だろうか、私…(苦笑)

当日は写真をスライドで映し出し、その写真から想起される音が演奏されていくようです。全面インプロ大会の様相? いやいや、分かりません。打ち込み音の準備もあるように思っていましたが、違うのかな。
いずれにせよ、面白い催しになりそうです。ライヴというより、やはりインスタレーション、ですかね。武内正樹氏のモノクロ写真にインスパイアされてscopeの音楽がどう展開するか、楽しみです。
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2010年02月02日

Scope Live(@吹田メイシアター小ホール '10年3月27日)のお知らせ

久々のライブを下記の通り行います。
今回は音楽+写真によるインスタレーションをお楽しみください。
お問い合わせは、フライヤー記載の電話番号のほか、こちらのブログをご利用ください。
sound puzzle(寺澤裕久ブログ)のほうにも告知記事があります。http://ameblo.jp/scope/
scopeのオフィシャルサイト↓ ライブでの動画もあります!
http://www.hibiki-web.co.jp/scope/index.html

テーマは「セイジャクノオト」。
今回の演奏は、どちらかと言えばアンビエント的になるかと予想しています。映像(写真)とシンクロナイズする即興演奏をはじめ、今までにない試みに挑戦します。

演奏:Scope / 写真:武内正樹

会場:大阪府吹田市 メイシアター小ホール(阪急吹田駅北改札口より1〜2分)
日時:3月27日(土) 午後7時〜9時(予定)
チャージ:無料


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追記:2月8日
SCOPEのオフィシャルサイトのアドレス↑
を載せました。
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2010年01月25日

Suzieこと黒岩静枝さんと"fuse" のLIVE

先週土曜日はここに告知したライブに行きました。
『黒岩静枝with 井上淑彦 "fuse" LIVE』です。
「さとしのブログ」に感想が載っていました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/satoshis37/archive/2010/1/24

ジャズ・イン・ラブリーでのライブも盛況だったようですね。いよいよ明日が最終日、東京です。

Suzieこと黒岩静枝さんの歌は以前も聴いたことがありますが、今回は彼女のステージを十分に楽しむことができました。
Suzieさんの情報はここを読みました↓
http://www.ozsons.com/daybyday.htm

fuseの演奏を聴くのは久々です。聴くたびにアレンジが違い、展開が違いますが、今回fuseの曲は、お馴染みの「Fire Works」「Grasshopper」「ずっと…」の3曲でした。「ずっと…」はアンコールでいつも聴いているので、ライブの途中で聴くというのは不思議な感じでしたが、こんなふうに聴くのもいいものです。
1曲目での田中信正のピアノソロパートが特に印象に残りました。曲の名前は分かりませんが、つのだ健のドラムの、ヴォーカルとの一体感が何とも素晴らしいひと時がありました。
坂井紅介や井上淑彦の演奏を歌伴で聴くというのは何とも贅沢です(前にもそう思いました)。今回聴いた、ビリー・ジョエルの「ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド」やジョージ・ハリスンの「マイ・スイート・ロード」、ジョン・レノンの「イマジン」などは、Suzieさんはいつも歌っているのだろうと思うのですが、本人も仰っていたように、何かしら新しい要素が加わっているのだということが、初めて聴く者にも伝わりました。

また、こういう曲をfuseの伴奏で聴くというのはすごく新鮮で面白かったです。バトルさながらの激しい展開を聴く楽しさとは違って、今回はゆったりとしたひと時を楽しみました。

Suzieさんの歌を聴くとポカポカ温まる感じがします。バラードもいいですが、自分は彼女のスキャットが好き。伴奏との掛け合いがカッコいいです。
いいライブでした。主催のみなさん、ありがとうございました。
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2009年11月01日

野獣王国(是方博邦・鳴瀬喜博・難波弘之・小森啓資)のライブ

10月22日木曜に急に野獣王国のライブに行くことになりました。会場はビルボードライブ大阪です。
野獣王国の名前は以前からよく知っていましたが、何となく聴くチャンスを逃していました。是方さんは京都のラグが本拠地なのかもしれませんが、自分は梅田周辺のライブのほうがずっと行きやすいのです。
今回は熱心なファンの視点からずれたことを書きそうなので、ライブ感想をアップするかどうか迷ったのですが、久々にプログレ‐フュージョン系のいい演奏を聴いたし、彼らのライブがまた近日中にあるようなので紹介しておきます。DVD「BRAVO!」発売記念ツアー中とのことでした。

ライブに行って気づいたのですが、今回の出演者をライブで聴くのは全く初めてでした。名前はよく知っているので、自分でも意外でした。カシオペアは随分前にライブで聴きましたが、鳴瀬善博氏の加入前でした。
ですが、ライブが始まったとたんに、以前からずっと聴いていた演奏のようにすんなり耳に入ってきました。曲の多くが変拍子てんこ盛り、時に嬉しくなるような不協和音使いのギターの音が混じり、ドラムはパワフルで繊細。キーボードの難波氏は噂どおりの貫禄の演奏でした。
貫禄といえば、ナルチョ・鳴瀬善博氏が還暦(本人は3回目の成人式と呼んでました、しつこく)を迎えるというおめでたいニュースがあり、記念ライブ企画がいろいろあるとのことでした。彼のスラップベースはベーシスト好きの人たちの間では有名なようですが、今回のライブでも絶好調でした。サービス満点というか過剰なトークというか…初めてだったのでびっくりしました。

個人的に一番気に入ったのはドラムの小森啓資。4人とも素晴らしかったけど、彼の曲が特に気に入りました。演奏は、爆音なのに聴き疲れしないし、コンビネーションプレイもソロでの音の構築も最高でした。
会場のせいにするわけではないですが、ビルボードは基本的に音響がいいから、キンキン響く音に悩まされずに済みます。それもあって、ドラムの音を楽しみました。

野獣王国や若き頃の難波さんの姿の動画はいろいろ見つかりました。今回のライブで見たような、ステージを降りてファンと交流する鳴瀬善博氏を延々追うのがありましたので、見たい方はこちらをどうぞ。

(鳴瀬善博 則竹裕之 神保彰) 

野獣王国の代表曲です。ライブのほうがよかったけど、とりあえず。

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2009年10月15日

川嶋哲郎×吉見征樹 Duo! @明石・江井ケ嶋酒造(10月12日)

遅れているライブ・レポですが、とりあえず写真などを載せます。

川嶋哲郎×吉見征樹 Duoライブの開催されたウィスキー工場内のテイスティング・ルームはほぼ満席。この日はデジカメを持って参上しますと連絡したのに、出かける前や出かけた後にいろいろありまして、駆け込み入場となりました。3時の開演をやや過ぎた頃に階段を駆け上ると、そこに出演者二人のお顔が見えて、焦りました。

席につき、演奏に集中しようと気持ちを切り替えました。まもなく始まったのは、異国情緒溢れる、と言ったら大雑把ですが、ジャズからはかなり離れた曲でした。サックスとタブラの音が漂うように部屋に広がり、徐々に音が大きくなると、西日の差し込み始めた部屋の柔らかなクリームイェローの光に包まれながら、心地よいリズムに身体が自然に呼応していきました。

川嶋さんのサックスを生で聴くのは何回目か分かりませんが、この日のプログラムには、タブラの吉見さんとのデュオということで、インド、中近東を想起するような曲を盛り込んでいたようです。ジャズからも、日本の歌曲からも離れた、変拍子の不思議な雰囲気の曲をいろいろ聴くことができました。

吉見さんのタブラのリズムを追う楽しさは格別でした。場内をオヤジギャグの連発で沸かせながら、タブラがどういう楽器かを説明していただきました。口タブラというのか、声タブラというのか、楽器の音どおりの声で取るリズムがカッコよかったです。その声の通りにタブラの音が続くのは圧巻でした。

ジャズをやや離れた川嶋さんのサックスもよかったけれど、ソニー・ロリンズ風にずっしりとした音で吹く音も最高でした。ソロの魅力がますます冴えています。
演奏終了ごろには日も陰りはじめ、夕方の薄明かりの中で聴く演奏もまた心に染み入ります。いい音にどっぷり漬かる贅沢な時間が過ぎて行きました。

写真は休憩時間に撮った楽器。サックスは昼寝中。タブラはおしゃれな手作りカバーをかぶっていました。
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posted by ring-rie at 04:10| Comment(2) | TrackBack(0) | live stage | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月06日

山中千尋 - Chihiro Yamanaka New York Trio Live/ ビルボード大阪

昨日(9月5日)、山中千尋トリオのライブ(ファースト・ステージ)を聴きに行きました。彼女のライブに行くのは初めてです。
早めに予約しなかったら、カジュアル席は立ち見しかありませんでした。しかし会場に行ったら、なんとか座れると言われました。彼女の顔がほぼ全く見えないけど、アスリートみたいな肩と腕と手の動きをずっと眺めていられる席。それはそれで面白かったです。
彼女の演奏、一度日本のミュージシャンをバックに聴きたかったので、会場前の出演者の掲示を見て嬉しくなりました。

山中 千尋 / Chihiro Yamanaka (Piano) 岡田 慶太 / Keita Okada (Drums) 脇 義典 / Yoshi Waki (Bass)

山中千尋は左肩が開いた細身の黒ワンピース、男性の脇、岡田の二人は浴衣姿で登場し、「Take the 'A' Train」で演奏開始。続いて「livig Without Friday」(たぶん)「Taxi」(会場からリクエストあり)「Sing Sing Sing-Give Me A Break」(CDと同じく、シカゴの'Saturday In The Park'のオープニングそっくりに始まる)と続きました。

山中さんのMCは落ち着いているのか舞い上がっているのかよく分かりませんでしたが、ベースの脇氏が彼女にピアノを教えて、バークリーでの成績が上がって優秀すぎるアンサンブルに入って苦労した…などという話などで会場を沸かせていました。肩に塗ったバンテリンが熱くて…カチカチ山状態だとか、意外に面白いことを言う人なんですね。

演奏は最高でした。バンテリンとは関係ないと思いますが、すごくアグレッシヴ。熱かったです。そして恐ろしいほどの集中力。ミュージシャンはそこそこ体育会系である必要性があると思っていましたが、彼女の演奏は特に鍛え上げた感じがありました。選び出す音は、複雑で精緻で、キレがあり…とまあ、これまで彼女が受けてきたであろう賛辞がいくらでも浮かびますが、今回の一番の収穫は、何やら格闘技のようにピアノに向かう彼女を初めて見たことかもしれません。

CDだと優等生的なにおいが気になり、好きになりきれなかった部分があるのですが、ライブでは全く感じません。その点ではCDよりライブDVDのほうがいいのかもしれませんが、持っていないのでよく分かりません。
曲目はいくつか分かりませんが、「take five」、アンコールの「八木節」(「ゲゲゲの鬼太郎」で始まる!〜笑)と自分も周囲も嬉しくなる選曲でした。

流れる時を惜しみ、セカンドステージも見たかったけど、帰途に着きました。
(実は夏バテがひどく、やっとこさ会場にたどり着いたという感じで、立ち見でセカンドを聴く体力はありませんでした)

どなたか、セットリストが見つかったら、教えてくださいませ。お願いします。
posted by ring-rie at 10:35| Comment(2) | TrackBack(0) | live stage | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

井上淑彦・西山瞳ライブ(6/28)

6/28に聴いた井上淑彦(サックス)・西山瞳(ピアノ)デュオライブ(京都ラグ )の感想を書きました。今回は西山さんのピアノについての感想です。
今回はブログ用でなく、ダングル通信投稿用に書いてみましたが、ダングル通信は現在リフォーム中ですので、後で移動させたいと思います。
曲の紹介などは、このライブの主催(企画)者のサイトをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/satoshis37/48500060.html

西山瞳さんの紹介をいろんな検索で見ると、エンリコ・ピエラヌンツィの影響がどうこうとか、いろいろ説明はありますが、あまりそんな解説は気にせずに聴けばよいかと思います。
自分も、一枚聴いたCDの雰囲気と、そのライナーノートがユーロジャズ評論と紹介で有名な杉田宏樹氏によるものだったことから、ユーロジャズっぽいしっとり感ばかりを予想してライブを聴きましたが、そんな予習は不要だったと思います。

ライブに行く前、毎日思うことで、ライブと関係ないことですが、自分はどうしてこんなに、ウカツなのか、どうしていつも、ヘンな思い込みで失敗するのかと、ウツウツしていました。時々ほんと、へこむのですよ。そんな思いも、ライブのお蔭で、すっかり忘れてしまいました。楽しい時間を過ごしました。
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では、感想です。長いです:

 2009年6月28日、京都の三条木屋町通に近い、ライブスポット・ラグで井上淑彦(サックス)と西山瞳(ピアノ)のデュオ・ライブを聴いた。井上さんについては、すでに何度か紹介したので、今回の西山さんのピアノ演奏について書きたいと思う。もちろんこの日の井上さんのサックス演奏も、いつものように楽しませて頂いた。

熱心な井上淑彦ファンである主催者のお蔭で、これまでいろんなピアニストと井上さんの共演を聴き、井上淑彦オリジナル曲の変化を楽しんできた。一番多いのは井上さんのグループFuseのピアニスト、田中信正であり、その他に林正樹とのデュオと石井彰と一曲だけのデュオ演奏を聴いた。いずれも素晴らしく、そして興味深いものだったが、今回のライブもやはり、これまでの演奏に勝るとも劣らないものだった。そして、井上淑彦曲ばかりではなく、西山瞳のオリジナル曲の演奏も、やはり趣のある素晴らしいものだった。

彼女はスピード感で追い立てるタイプのピアニストではないのかもしれない。もしくは、今回のライブではそれをやらなかっただけなのかもしれない。あまり奇策をかけてくるタイプの人でもない。しかし彼女は、破綻を恐れることなく自分の加えたいディテールを余すことなく演奏に盛り込む人だと思う。最初、彼女は意図的に安易な歯切れのよさを回避しているのかと思ったが、何よりも納得がいく音を選ぶことを優先しているのかもしれない。

こう書いていると、随分かったるい演奏を想像されてしまうかもしれないが、実際の演奏は迫力に溢れ、その表現はときに繊細で優美なものだ。優美といっても、井上淑彦のバックで弾く田中信正の優美さとは違う。自分は以前彼の演奏を見て、泡に包まれた小宇宙が、指先からいくつも浮かび上がるような気がした。今回、西山瞳のピアノを聴いていて頭に浮かんだのは、ダンサーの素足の踵がジャンプの後に床に着く瞬間である。しなやかで鍛えられた足が、迷いなく着地し、足先から踵にまで優雅な表情を見せる一瞬を、自分は思い出していた。ダンサーが単純な身体の動きにも独特のディテールを与えるように、彼女は音の周りにディテールを与える。それが、まさにダンスのステップのように、何度も反復されると、心の同じ場所に刻まれていく。その音の響きが、頭から離れなくなる。彼女の持ち味の一つなのだろうと思った。

毎回同じことを書くが、自分はピアニストの技を語れる立場にないので、ただ印象を語るだけだ。自分の勝手な想像力で書くだけであり、ピアニストの力量を評価をするつもりはない。ただ、彼女はいい意味で発展途上にあるような気がした。演奏には安定感があるが、おそらくこれからも、どんどん変化していくように思う。これまでに聴いてきた、若いピアニストたちと同じように。そんな予感がしたことも、今回のライブでの収穫だった。

いい曲をつくる人がたくさんいるのが日本のジャズの魅力だと思うが、彼女もまた、いい曲を作る人だ。ライブ中MCで、彼女には以前ゴスペルグループの伴奏をした経験があり、その蓄積が今の自分に役だっていると言うのを聞いて、なるほどと思った。彼女の演奏にソウル系の要素は特に多くないと思っていたが、ピアノの盛り上げ、コーラスの盛り上げが波のように繰り返すステージを想像した。
ライブ会場で彼女の新しいアルバムを買った。その場でサインを頂いた。すぐに聴くのもいいが、しばらくはライブで聴いた彼女の演奏の余韻を楽しもうと思う。
ラベル:西山瞳 井上淑彦
posted by ring-rie at 02:08| Comment(0) | TrackBack(0) | live stage | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする