2010年02月27日

The Fonda/Stevens GroupのCD―ポーランドのNOT TWOレーベル

スロヴァキアの友人のPavel M.さんにやっと日本産のジャズその他のCDを送りました。長いこと待たせてしまいました。
彼は1月にまたどっさりと東欧方面のジャズを中心にいろんなCDを送ってくれたのですが、聴くチャンスを逃していました。その中のポーランドのNOTTWOレーベルのジャズCDがなかなか素晴らしかったです。NOTTWO はNot Twoと書くほうが正しいのかもしれません。日本ではおそらくシンプル・アコースティック・トリオのレーベルとして知られているのではないかと思います。PavelさんがすでにここのCDをいろいろ送ってくれたので、レーベル名は覚えました。

Not Twoのオフィシャルサイトを調べてみると、藤井郷子がここからCDを出していました。他にはアンソニー・ブラクストンなど、自分が知っている名前から想像できるのはアヴァンギャルド系の作品ばかりです。(このレーベルは、もちろんそんな傾向の音楽ばかりではなく、フュージョン系作品など、いろいろなCDを出しています)

このFonda/Stevens Groupは部分的にはかなりフリー要素の強いトリオですが、ピアノの演奏にはリリシズムが溢れ、前衛色を嫌って聴かないというのは損をすると思います。ベーシストのJoe Fondaがブラクストンの弟子だという説明をどこかで読み、なるほどなあとは思いましたが、謎のうめき声みたいな演奏を延々やっているわけではありません(延々というのがどれぐらいの長さと訊かれたら、ちょっと困りますけど)。自分はスピリチュアル・ジャズ風というのがどういうものかはっきりと分かりませんが、たぶんこのアルバムがそうなのだろうと思います。1曲目で思い出すのはダラー・ブランドのピアノ・トリオでの演奏です。難解という言葉で片付ければ、その美しさに出会うことはできません。2曲目で不思議な声が混じり、ドラムも不思議な濁音を立てていますが、ピアノの凛と張りつめた音にリードされ、徐々にメロディアスな世界につながります。

The Fonda/Stevens Group-TRIO

ディスクユニオンでも扱っているようです。
Michael Jefry Stevens(piano),Joe Fonda(bass),Harvey Sorgen(ds)
NOTTWOのオフィシャルサイトで一部の曲の視聴ができます。↓

http://www.nottwo.com/PelnaPlyta.php?Id=317&W=0

動画も探していましたが、CDで聴けるレベルの音源がありませんでした。
ドラムのBalazs Bagyi(Bagyi Balazsとも表記します)の参加する Eastern Boudary Quartetのほうが録音がよかったです。
Balazs BagyiのCDはだいぶ前から聴いていますが、「Hungarian Music」というタイトルどおりに東欧のフォーク色濃厚なアルバムでした。ここでは彼のオリジナル曲"Porgetos"が演奏され、自分は詳しいこと分かりませんので、ジプシー音楽風としか説明できません。よろしければ聴いてみてください。上記のフリージャズ的な要素の強いピアノ・トリオとはかなり趣が異なります。



この動画をアップしている方はJoe FondaとMichael Jefry Stevensのファンというより広報担当という感じがします。彼のお蔭でこの二人が米国人と分かりました。
アクセス数を見て分かるように、ライヴなどで聴いている人の総数はあまり多くないと思いますが、これだけ良質な音楽に接することができる人は羨ましいです。 

いろいろ調べてみたのですが、Eastern Boudary Quartetのアルバム、「Eastern Boundary」はjoe Fondaのオンラインショップでしか買えないようです。↓(セルフリリースとありますので)
http://www.joefonda.digitalspace.net/cd-ebqcd01.html
posted by ring-rie at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 東欧音楽情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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