2009年12月21日

今年のM-1グランプリについての独り言

<新鮮な情報は特に何もありませんが、ふだんあまりお笑いについて書きませんので、たまには書いてみます>

テレビをつけると常に誰かお笑い芸人が出ている気がするけど、4分の漫才をきちんと見ることって、けっこう少ない。
自分の家族が「M-1」のファンなので、自分は3回目から見ている。そのときのフットボールアワーの漫才は忘れられない。漫才でもミュージシャンでも、自己のベストが出せたと思えるときは、しみじみとした達成感があるだろうと思う。
熱心な家族に影響を受けて、毎年この番組だけは見る。そして自分のここ数年の一番の関心は、笑い飯が優勝するかどうか、ということだった。
なので昨日はすごくテンション上がっただけど(最高点で決勝3組に入ったので)、結果はあの通りだった。途中で島田紳介が「笑い飯は燃え尽きました」とか言ったとき、自分も同感だったけど、ファンとしては勝ってほしかった。しかし2回目のは、使いまわしネタの焼き直しだし、さらに最後の下ネタの引き伸ばし方にも呆れた。あえて彼らを勝たせるほど趣味に走った判定が審査員にできるはずもない。なのでパンクブーブーが優勝したのは当然という気がする。

(当然ながら関連記事は山ほどあります。↓)
http://news.walkerplus.com/2009/1220/16/

NON STYLEもよかったけど、昨年から何が変わったでもなく、まずまずという程度。あれならば、「ドリームマッチ09」で見たNON STYLE石田とオードリー若林の漫才のほうが面白かった。NON STYLEでも、当然あれぐらい新鮮で練った漫才ができる気がする。というか、できないとおかしい。それが見れなかったのが残念だった。
パンクブーブーは全く知らなくて、初めて見た。実力があるけど今まで決勝に来れなかったという説明はよく分かる。優勝を告げられたとき、あの二人が夢を見ているみたいな顔をしていたのが面白かった。こういう場面で、やはり生放送はいいなあと思う。こちらも素直に「よかったねえ」と言いたくなった。彼らの漫才は玄人好みという気がする。なんとなくナイツと共通する、伝統的な漫才の面白さがある気がした。できればもっと新鮮な切り口がほしかったけど、そこにこだわると彼らの良さがなくなるのかも。お笑いのバランスは難しい。

笑い飯は、たぶん、自分らがやりたい漫才はこうだというメッセージをこめて、あの2本を演じたのだと思う。毎回そういうスタンスだけれど、今回は決勝に行けるような漫才を先にやらなければ、2回目が出来ないので、後は自分らのやりたい好き放題の漫才をしたのだと思う。
それにしても、2本目であそこまで手抜きしなくてもいいのにと思った。そこは残念だと思う。でも、賞金が出るとなると、ベテラン勢には「彼らにはもう優勝は要らんのでは?」と、こっちも思い始める。2年前のキングコングもよかったけど、彼らの芸能界での浸透度を考えると、どうしても優勝してほいという気持ちが弱まった。最高の出来だったけど。
でも、そういう邪念はとっぱらって1位を決めないと、この賞が面白くなくなる。優勝者の仕事を増やすためにこの賞があるのではないのだから。

単なる憶測だが、番組の都合で女性コンビ枠が1つあるような印象を受ける。たぶん、女性漫才コンビを応援したいという理由で。
しかし、今までM1で見た女性コンビの漫才で一番面白かったのが変ホ長調だった。素人漫才でしか言えない芸能界タブーネタで勝負するという手で、そこそこの評価を得ていた。
今回のハリセンボンはふだんの仕事の忙しさもあるだろうし、相当なプレッシャーもあっただろうし、正直言ってネタもつまらなかったし、滑りっぱなしだった。準備不足が目に見えた。前回のほうがまだ彼女ららしい漫才だった。
なんで今回アジアンが勝ち上がらなかったのか知らないが、とにかく、万一女性枠があるというのなら、女性漫才師の尊重にはならないと思う。もちろんそんな枠なんてないと思いたいが、つい疑いたくなってしまった。
昨年だったと思うが、上沼さんの気持ちは分かるけど、女性漫才コンビのハンディについて語るのは、このグランプリ以外の場所でするほうがいいと思った。
憶測でものを言ってはいけないが、もしも女性コンビを出したいという意図が番組制作側にあるのなら、問題外としか言いようがない。将来いくよくるよ師匠(師匠はおかしいかな)レベルになりそうな女性漫才コンビが登場すれば、普通に勝ち上がってくると思う。

決勝でハリセンボンに異常なプレッシャーがかかったのは理解できるし、決勝までの審査をあれこれ言いようがないが、今回なんとなく腑に落ちない気がした。これも彼女たちの人気や活躍をそれほど理解していないからかもしれない。映画「純喫茶磯辺」に出ていたハリセンボン春菜の演技はよかった。家族がテレビの前で「頑張れよ」と応援していた。なのであまりキツいことは言いたくない。でも、けっきょく、上に書いたような疑念が湧いてしまった。上沼さんのフォローを聞くと余計にそう思ってしまった。その点は今も何かすっきりしないでいる。あくまでも自分の印象であり、根拠はないのだけど。

(女性漫才コンビに関する部分は、後日書き直しました)
posted by ring-rie at 11:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まいどです。笑い飯は違う意味で笑わせてくれましたね。優勝はパンクブーブーだけど、昨年の大会がオードリーだったように今回は笑い飯が目立った大会でした。
女性枠はおそらく無いと思いますよ。単に決勝でスベリまくっただけ。男性の組だって、あれでよく決勝まで残ったなと思える組がこれまでにもあったけど、やっぱり緊張するんでしょうね。
過去のM-1リターンズを見たらよくわかると思います。M-1ではまったく駄目なポイズンガールズバンドもM-1リターンズでは普通に面白かったし、それどころか余裕すら感じました。ハリセンボンもモンスターエンジンも普段はあんなんじゃないし。なのでお情けで入れてもらってるような組(女性も)に見えてしまうのも、全て緊張から来て本来の力が発揮できないだけだと思う。
普段はうまくやってる人だから普段どおりにすれば良いのに、って思うけど、実際は見る側が思ってる以上に、重圧がかかるんでしょうね。
フォローしきれないのは笑い飯。でもますます好きになってきました。
Posted by TWANG at 2009年12月22日 22:26
twangさん、まいど。
毎年twangさんが詳細レポートしてくれるので、自分は書かなくていいかなあと思っていました。
そもそもそんなに詳しくないし。しかし今年は、笑い飯はまたしても優勝を逃がしたけど、彼らの一つ目のネタが本当によかったので、自分のブログで取り上げました。
女性コンビの優遇への疑問は、かなり問題発言だとは思ったけど、なぜそんな疑念が出たのか、書いたほうが自分自身よく分かると思って書きました。
twangさんがフォローしてくれると、心強いです。

>今回は笑い飯が目立った大会
>笑い飯は違う意味で笑わせてくれましたね。
「やっぱりアンタら、ほんまもんのアホやわ」と思いました。これはいい意味での感想です。
お笑い界の基本は、どんだけアホになれるかということだと思うのです。なので私は嬉しかったです。
笑い飯も、数年前のうさん臭さがあまりなくなってきたけど、小さくまとまって好感度の高いだけの芸人になってほしくないです。そういう人らは他にたくさんいるので。

>女性枠はおそらく無いと思いますよ。単に決勝でスベリまくっただけ。
自分でも何となく変な疑いを持ってしまっただけだろうと感じています。一応そうだとは思うのですが、当然のように上沼さんがコメント担当になっているのが、どうかと思います。
以前M−1で相当キツいコメントをされていた男性の芸人さんたちがたくさんいました。彼女たちは、女性だから厳しい言葉が回避されているという印象を受けました。でもそれでは結局平等にならないと思うのです。
そう言えば最近全般に辛口コメントが減った気がします。しかし、あの場で審査員が辛口のコメントをするのも実は相当勇気のいることかもしれませんね。
自分はハリセンボンがネタの中で使った「口裂け女」という言葉にかなり引っかかりました。下ネタに厳しいなら、この言葉もやめたほうがいいと思うのです。気にするのは自分だけかもしれませんが、やはりあれは受け入れがたいです。

>M-1ではまったく駄目なポイズンガールズバンド
よく覚えています。確かにふだんはけっこう面白かったと思います。やはり相当緊張してたんでしょうね。それはよく分かるんですよ。まあ、審査員があれですから。
ちょっと間合いが狂ったら、全く笑いが取れなくなります。自分のペースがつかめなくなったときは、悪夢でしょうね。
ところで彼らは最近どうしているんでしょう? あの路線を続けるのも大変だと思うけど、何とかまた浮上してほしいものです。

>でもますます好きになってきました。
私もです。今回はあの2本目であってもテンポはよかった。時々全くかみ合わず、面白くないことありますが、今回のは本当によかったですね。
検索で調べると、けっこう嫌いな人も多いようです。まあ、それも、好みの問題ですよね。
今回のネタは、両方とも最初の一分で相当笑いました。そこが前回と違ったような気がします。
Posted by ring-rie at 2009年12月24日 00:56
M-1、笑い飯スゴかったですね。
なんと言っても「鳥人」です。「チョウジン」でも「トリニンゲン」でもなく、「トリジン」というネーミングがまず秀逸でした。
ホントに笑神降臨の瞬間をリアルタイムで味わった感じがしました。
さらに、決勝のネタ選びもアレで全然OKだし、アレに一票も入れなかった審査員も正しいと思います。
そんなわけで、今年も納得のM-1でした。
Posted by PTR at 2009年12月30日 17:36
PTRさん、こんばんは。

>「トリジン」というネーミングがまず秀逸
中盤の「トリジンだね」の一言と、そのツッコミに爆笑。何が面白いのかも自分でよく分からないままに笑い続けました。確かに「トリジン」という読み方でなければあの笑いが成立しないですね。

>笑神降臨の瞬間
本当にそんな感じです。お腹痛かったです。

>アレに一票も入れなかった審査員も正しい
私もそう思いました。パンクブーブーよかったですね。結果発表前に彼らが「『○○○○』だけには負けたくない」というコメントを言っているとき、笑い飯が睨んでいる場面も面白かったです。
ただ、ファンなので、一度ぐらいは優勝してほしいとも思いました。なので決勝では「また勝てるわけないネタや」と思いながら見ました。いかにも笑い飯らしい漫才なんですけどね。なぜかまだ参加資格あるらしいので、また頑張ってほしいです。
Posted by ring-rie at 2010年01月02日 03:43
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