梅田某所集合の前に久々に中古CDショップに寄ると、まずジャズ棚でハミエット・ブルーイット(以前ここでブルーイエットと書いてました)の輸入盤発見。バリトン・サックス奏者として今も活躍している彼の独特のスタイルはチャールズ・ミンガスの「アット・カーネギーホール」ですっかりお気に入りでしたが、リーダー作を買うのは初めてです。
聴いてみると、やっぱり1曲目はミンガス門下らしい曲とアレンジです。アルバムタイトルのYOUNG WARRIOR, OLD WARRIORの通り、ジミー・コブ御大から若手のマーク・シムまで年齢差を超えた3管のグループでの演奏。適切な説明かどうか分かりませんが、A.ブラクストンの「イン・トラディション」の好きな人、E.ドルフィーの好きな人などにお薦めしたいです。要するに濃いです。うなり声のようなサックスのゴツゴツ岩みたいな感触とリリシズムが隣り合う不思議な世界。オールドスタイルの踏襲と逸脱の同時進行です。アマゾンの中古新品が1000円ですが、メンバーの名前が分かるのはこっち。↓
http://www.hmv.co.jp/product/detail/598567
次はグレース・スリックの歌う「サムバディ・トゥ・ラブ」などのヒット曲、ポール・カントナー、ヨーマ・コーコネンの美しいギター、いかにも60年らしい、ロックンロールとフォーク、ブルースの融合した世界が聴ける「シュールリアリスティック・ピロウ」。
よく考えたらちゃんと聴くのは初めてなのです。ここまで素晴らしいアルバムとは思っていませんでした。懐メロ、古いなどと思い込んでいたら大きな間違いです。ペンタングルもフェアポート・コンベンションもいいけど、ポール・カントナー、ヨーマ・コーコネンも凄かったのですね。やっと理解しました。そして自分好みの曲が満載。買ってよかった♪
最後、以前から買うつもりだったスクリッティ・ポリッティの「ホワイト・ブレッド・ブラック・ビア」です。ラッキーにもDVD付き国内盤を見つけました。
グリーンは根がオタクなのか、やりたいことが多すぎるし、流行モノを取り込みすぎる傾向があると思いますが、このアルバムは前作よりすっきりした仕上げです。ときにはシンプルに歌とギターだけでいつもの極上ポップス作品を作り、デビュー時の感性を取り戻したような作品。
彼の声は甘すぎるという意見もあるでしょうが、私はなぜかグリーンの声ならOKなのです。原因はさっぱり分かりません。
ところで、国内盤ってどうして原盤の路線を外すようなボーナス・トラックを入れることが多いのでしょう? 16曲めは不要だと思います。
正直な気持ちを言いますと、オジサンになっちゃった彼よりは80年代の彼にお会いしたいです。商業化路線の前の彼に。動画で見る当時の彼のライブの姿はあまりにチャラいので見ていられなくなりました。(と言いながらDVD付きのCD買って喜んでいるのですけど)
あれだけバカ丁寧に音作りをしているのに、それに集中できないから、やはりLPやCDのほうがいいのかも。
動画は前作のアルバムの曲を貼っておきます。
上の説明で書いたような、時代の流れを取り込んでカッコよくしすぎたわりには日本で売れなかった曲(たぶん)を貼っておきます。このアルバム、モス・デフなどの起用は確かにいいけど、昔の彼の素朴な音作りのよさが楽しみたいファンにはここまでカッコよくしてもらわなくてもいいのです。
そのアルバム、今は中古で400円ぐらいで買えるらしいです。私も持っているのに…そこそこいい作品なのに、世間は厳しいです。
全く誉めていないようなことを書きましたが、曲もアレンジも素晴らしいと思います。
グリーンの才能は底なしと思えるぐらい凄いのですが、世間全般の評価はそれほど高くないという気がします。彼は新しいファンを増やせるほどには、こまめな活動をしていないと思います。彼は天才だけど働き者ではないのでしょう。


ブログのタイトルにいただいているわりに
スクリッティあんまり聴いてないショコポチですw(このネタ前も使ったな〜)
いや〜貼ってくださったこの曲、カッコいいですねえ。カッコよすぎる。
才気溢れるけどなんかソボク、の時代がいい。
っていうring-rieさんの感想に非常に同感です。
>動画で見る当時の彼のライブの姿はあまりにチャラいので見ていられなくなりました
ここで大爆笑www
そういえば当時、大学では一番仲の良かった友達がグリーンの大ファンで(彼女は私をデヴィッド・ボウイの追っかけの運転手として使った人です…)、なんか引いちゃってたな〜。音楽はともかく、グリーン本人には全然興味なかったです。
グリーンの声がちょっと苦手、というのもあるかも?私はring-rieさんと逆で、高〜いアマアマの声が好きなくせに(ブレバタを聴いて悶絶します)グリーンはダメ。
声って、不思議ですねえ…。
あまりに嬉しいコメント頂いたので、お返事書く前にスクリッティ・ポリッティの特集をアップしてしまいました。
>才気溢れるけどなんかソボク、の時代がいい。
そうなんですよ。何もヒップホップで勝負しなくてもいいんですよ、私としては。
彼の甘ったるいラブソングなんて、どうでもいいんですよ。家のナベ叩いて、ノコギリ音楽家の大家と共演するとか、そういうことやってほしいんですよ。マーク・リボーと共演するとか。(それはデイヴィッド・シルヴィアンがやってるけど)
そういう私のワガママな意見、ショコポチさんに背中を押されて書きました(人のせいにしてはいけませんが)。
しかし、グリーンの大ファンのお友達に昨日アップの問題発言でお叱りを受けるかも。
ファンという点では同じなんですけどね。
写真のグリーンはカッコよかったです。しかし動画では、ちょっと、バカっぽすぎる。
まあ、あのバカ度の高さ彼の原動力の一つなのかもしれませんけど。
声も甘い、考えも甘い、音作りには病的にこだわりたい、目立ちたいがギョーカイは嫌い…というのが私の印象です。やっぱり「early」も買おうかなと思っています。
甘い声がお好きでしたっけ?
でしたら、中高生人気抜群、演奏技術抜群、女々しいけど誰もがうなずくような恋の本音を歌うラドウィンプスを聴いてはどうでしょうか? バンプのファンに好きな人多いですよ。一度お試しください。人気ありすぎてレンタル品は常にボロボロです。