
ブログやHPに書こうと思うことはいろいろあるのですが、あまり聴いていなかったCDを聴きなおしたり、動画を延々と見たりしているうちに、見ること、聴くことばかりに夢中になってしまいました。
ここ数日、一番聴いたのが、Herbie Hancockの「RIVER-the joni letters」です。その前に聴いたのが、川嶋哲郎「AIKA」でした。このサックスから、晩秋に向かう色が目に浮かぶような気がして、しっとりした音色が聴きたくなりました。これまでたいして聴いていなかったのですが、Herbie Hancockのジョニ・ミッチェル・カヴァーを中心としたCDをかけてみると、どっぷりその世界に入り込んでしまいました。
詳細については、HPのほうに書こうと思いますが、とりあえず動画をピックアップしておきます。1曲目のノラ・ジョーンズもいいけど、一番記憶に残るカヴァーはティナ・ターナーでした。
tina turner
しかし、自分がジョニ・ミッチェルと出会った頃の声を一番思い出したのは、本人の歌よりルシアナ・スーザ(「ソーザ」という表記もありました)の8曲目、'Amelia'です。
Herbie Hancock Ft Luciana Souza-Amelia
この曲はあまり知りませんでした。女性飛行家のアメリア・イアハートとジョニ自身の心情をを重ねて歌い上げ、歌に寄り添うようにウェイン・ショーターのサックスソロが続きます。よく聴けばジョニの歌い方とも違うのですが、自分の心の振幅が一番大きかったのがこの歌でした。
このアルバムは著名な賞を受けていますが、あまりそんなことは気にせず、窓越しに紅葉の進む木々を見ながら聴いています。
数日後読み返して、何箇所か書き直し、ちょっと急いで文を書きすぎたと反省しました。
最後、「あまりそんなことは気にせず、」と書きましたが、実際はグラミー賞受賞というのが何か引っかかって、このCDを熱心に聴かずにいたのです。自分はどうも何とか受賞作という肩書きのあるものに要らぬ反感を抱いてしまう癖があるようです。
ジョニ・ミッチェルの偉大さと知名度を考えれば、彼女の作品をハービー・ハンコックが取り上げてグラミー賞を取っても、何も不思議はないわけで、その点で自分には大したニュースに思えませんでした。良くて当たり前、という作品にそれほど興味はないのです。
しかし、そんなつまらない思い込みのために、「CDを聴いたのに、何で今頃」という時期に感想をアップすることになりました。ハービー・ハンコックがベテランの余裕で売れ筋作品を漫然と作るような人物ではないことを、自分はよく知っているのに、何となく興味を失っていたのです。
どんなにいいミュージシャンが集まっても、渾身の演奏をしても、いいCDになるとは限りません。詰め込みすぎでもダメ。自分の想像に過ぎませんが、このアルバムは、ジョニの魅力を伝えるために盛り込みたかったものを半分以上割愛しているように思います。そしてそれがハービー・ハンコックの音楽史と自然に重なっています。
ここ一週間は何度となくこのアルバムの曲を聴いて過ごしています。まだ書き足らないことを、そのうちまた書きたいと思っています。


で、なんか受賞したんですか?何もかもノーチェックで…。(汗)
ハービーは引き出しの多い人だから、ジャズにこだわらなければ、コレもやっぱり相当良い感じですね。
ジョニ・ミッチェルについても何も知りませんが、このアルバムはもしかしたら今後中古でそこそこの値段で見つけたら買ってしまうかも知れません。
ハービーもすごいけど、ウェイン・ショーターの渋いソロパートも聴けるので、一度は是非聴いてみてください。2007年度版ネフェルティティも聴けます! メインはジョニ・ミッチェルの曲で、これが間奏曲っていう位置に入っていますが、箸休めじゃなくて深みに落とす効果があるのかも。
今回のアルバムには、円熟とか、そういう安い帯用文句をつけちゃいかんと思いました、ついてないと思うけど。輸入盤買ったので知らないけど。
基本は歌モノです。じわっと捕まります。
>そこそこの値段で
あると思いますよ、大量に売られたはずなんで(笑)すでに動画で全部聴けるという状態ではないでしょうか。
自分はビートルズ・monoの中古が出回らないかと待っていますが、甘いでしょうね。