川嶋哲郎×吉見征樹 Duoライブの開催されたウィスキー工場内のテイスティング・ルームはほぼ満席。この日はデジカメを持って参上しますと連絡したのに、出かける前や出かけた後にいろいろありまして、駆け込み入場となりました。3時の開演をやや過ぎた頃に階段を駆け上ると、そこに出演者二人のお顔が見えて、焦りました。
席につき、演奏に集中しようと気持ちを切り替えました。まもなく始まったのは、異国情緒溢れる、と言ったら大雑把ですが、ジャズからはかなり離れた曲でした。サックスとタブラの音が漂うように部屋に広がり、徐々に音が大きくなると、西日の差し込み始めた部屋の柔らかなクリームイェローの光に包まれながら、心地よいリズムに身体が自然に呼応していきました。
川嶋さんのサックスを生で聴くのは何回目か分かりませんが、この日のプログラムには、タブラの吉見さんとのデュオということで、インド、中近東を想起するような曲を盛り込んでいたようです。ジャズからも、日本の歌曲からも離れた、変拍子の不思議な雰囲気の曲をいろいろ聴くことができました。
吉見さんのタブラのリズムを追う楽しさは格別でした。場内をオヤジギャグの連発で沸かせながら、タブラがどういう楽器かを説明していただきました。口タブラというのか、声タブラというのか、楽器の音どおりの声で取るリズムがカッコよかったです。その声の通りにタブラの音が続くのは圧巻でした。
ジャズをやや離れた川嶋さんのサックスもよかったけれど、ソニー・ロリンズ風にずっしりとした音で吹く音も最高でした。ソロの魅力がますます冴えています。
演奏終了ごろには日も陰りはじめ、夕方の薄明かりの中で聴く演奏もまた心に染み入ります。いい音にどっぷり漬かる贅沢な時間が過ぎて行きました。
写真は休憩時間に撮った楽器。サックスは昼寝中。タブラはおしゃれな手作りカバーをかぶっていました。




う〜ん、どうなんだろう?
全方位方のring-rieさん的には全然アリだったようですね。
>全方位方の
あ、確かに自分はそういうリスナーですね(笑)
でも、ジャズサックスそのものっていう演奏も楽しみました。川嶋さんはけっこう長く聴いていますけど、ますます充実していると思います。
伸び盛りのミュージシャンもいいけれど、中堅で安定していて、しかも冒険心のあるミュージシャンの演奏っていいですね。
会場で買った吉見さん参加のCDは、とても日本のグループと思えない演奏でしたが、川嶋さんとのデュオだと、半分はしっかりジャズ路線でした。でも、川嶋さんも、エスニック風というのか、アジアの彼方から聴こえてきそうな曲を披露していました。似た企画でもう一度聴いてみたいです。