聴いた音楽は今年4月ごろCDの出たスタンリー・クラーク・トリオ(ピアノ:上原ひろみ、ドラム:レニー・ホワイト)など。
スタンリー・クラークが上原ひろみと初共演し、全曲アコースティックで録音したことで話題のアルバム。しかし私は「何でやねん」と思った。この二人ならエレクトリックでぐいぐいと天井突き抜ける感じで演奏すればいいのに、と思ったので。それとも、そういう企画もいずれ出てくるのだろうか。自分は上原ひろみファンではないせいか(けっこう聴いているけど)、彼女が全曲アコースティックで参加すると聞いても、特に嬉しいとも思わなかった。
所詮そんな人間の意見に過ぎないのだけど、このアルバム、自分はかなり楽しめた。時間があればもう少し細かく紹介したいと思う。
さて、先週はずっと検索したいと思っていた江利チエミの「カモナ・マイ・ハウス」をやっと調べることができた。また懐メロですかと言われたら、そうなのかもしれないが、懐メロではない。エラ・フィッツジェラルドの「マック・ザ・ナイフ」と同じような印象を持っている曲。
彼女はもっと長生きして、もっとジャズを歌ってくれればよかったと思う。
自分は戦後復興期の音楽シーンのことはよく分からない。しかし江利チエミは何度かテレビで見て、聴いた。そして一発で覚えてしまったのがこの「Come on-a My House」だった。
近頃あれこれとノスタルジーたっぷりに昭和を回顧する映画や音楽が多く、そういうものにやや食傷気味になっていたが、この「Come on-a My House」はやはりカッコいいなあと聴き入ってしまった。まあ、映像のほうは、かなり古臭いのだけれど。そうは言っても、この「ジャズ娘誕生」の立派なセットでのロングショット撮影はけっこう気に入ってしまった。今の映画には絶対無いシーンだから。
COME ON- A MY HOUSE
カモナ・マイ・ハウス
この曲はローズマリー・クルーニーのヒット曲のカバーだが、訳詩がリズムによく合っていていて、曲の持ち味がそのまま生きているのが素晴らしいと思う。
ついでにローズマリー・クルーニーのことも調べたら、ジョージ・クルーニーのおばさんだとあったので、びっくりした。そういえば似ているような気がする。
当初彼女はこの曲が嫌いだったそうだ。理由は知らないが、歌詞が最後は「何でもあげましょ」になってしまうところが嫌だったのかも。女性が男性を「お誘い」する曲としても活用されたようだが、自分はこれまでそんなことは全く考えたことがなかった。
平原綾香バージョンも聴いてみたが、彼女のはかなり高速処理。ほとんど「お誘い」の空気はない。
ところで、スパークスの「Kimono My House」とこの曲は関係あるのだろうか? 発音はかなり近いと思うのだけど。どなたかご存知でしたらお知らせください。


うふふ。古臭くて大時代なセットの映像、いいですね〜!
江利チエミさんは独特のクセがあってちょっととっつきにくかったのですが、こうして聴くと流石に歌うまいですね!
あらゆる分野がハイテクになっている現代にあって、日本においては今よりも昔の人の方が歌上手いっていうことがなぜだか不思議です。
スパークスの「キモノ・マイ・ハウス」ですが、ふざけたジャケだし、単に「カモナ・マイ・ハウス」の語呂合わせのシャレだと思っていました。
「ちょっと面白いでしょう?」って感じかと。
>古臭くて大時代なセットの映像、いいですね〜!
こういうの、パロディーでも二度とできないですね。何でもCG合成になっちゃうから。
当時は映画館に夢があった時代、なのかな。
>独特のクセがあってちょっととっつきにくかった
自分も、最近になって、頭の中にある彼女を思い出して、あ、あれ聴きたいなって思うようになりました。昔から大好きってことはないんです。
このリズム感をこの時代に持っているって、素晴らしいですね。
>日本においては今よりも昔の人の方が歌上手い
ボイトレで上手く歌える人は増えていると思うのですが、返って自分の声の個性が伸びてない気がするのですが、どうなんでしょう? R&B系は特に全部同じに聞えます。
それに今は、やっぱり見た目重視なんじゃないかなあ。ほんとうに歌の上手い人、声の際立った人への評価は、まだ低いような気がしています。
以前は特に興味なかったけど、越路吹雪とか、時々すごく聴きたくなります。今のワカモノ音楽もそこそこ好きですが、歌に関しては昔の人たちのほうが魅力ある気がしますね。
>スパークスの「キモノ・マイ・ハウス」ですが、ふざけたジャケだし、単に「カモナ・マイ・ハウス」の語呂合わせのシャレだと思っていました。
あのジャケはただ着物着たおねえさんの写真としか思ってなくて、つい最近、「あれ?」と思ったんです。そうか、皆さん気づいておられたのね(苦笑)
もしもスパークスが江利チエミや笠置シズ子を知っていたら、けっこう評価してくれるのではないかと思っております。何か通じるものが…(笑)
彼女の歌は越路吹雪よりはくせがなくていいんですが、ちょっと四角四面な感じもあって歌に人生を求めたい私としては物足りなさもあります。でもソーレンツァーラとかやっぱり良かったです。
越路吹雪は実は私ものすごく聴いています。
父が家にいた小学生の頃、越路吹雪、アダモ、グラシェラスサーナ一日ずっとかけっぱなしでしたからw
そのせいかソーレンツァーラも越路版の歌が一番自分の身体に合ってる気がします。
最近の歌が心に響かないのは、おっしゃる通り並列的歌唱だからなのでしょうね。
歌が人であった時代はもう来ないのかな。
私最近シャンソンもよく聴いています。
海外ミュージシャンでも、やはり昔の人はいいな。
バルバラにはまっています。彼女本当にかっこいい。歌と人とが一体化しています。
コメントはチェックしているつもりなんですが、反映が完全に出るのにけっこう時間かかるみたいです、見落としていました、すみません〜
>岸洋子のCD
そうなんですか、私この人は全く聴いていないですね。一回探してみます。
>越路吹雪、アダモ、グラシェラスサーナ一日ずっとかけっぱなしでしたからw
おお、それはすごい環境です。グラシェラスサーナは分かりませんけど。
アダモはけっこうテレビに出ていましたね。日本人向きだったというか、日本人向きにしてくれていたというのか、どちらか分かりませんけど。
親が聴いていた曲、それも繰り返し聴いていた曲って、刷り込まれているんでしょうね。感性の土壌になっていくのでは。
私の場合はそれほど親は音楽好きではなかったのですが、親が突然買うようになったクラシックのレコードやロシア民謡は、今頃になって突然記憶から蘇ってきます。
越路吹雪聴けた環境ってうらやましいかも。
>歌が人であった時代はもう来ないのかな
なんか、歌う人も組織に順応できるというか、音楽ビジネスの邪魔になる個性を引っ込めている感じがしますね。
なので、つまらんなあと思うのかも。
>バルバラ
この人もちゃんと聴いてないです。
フランス語やイタリア語って、よく言われることかもしれませんが、音の響きが魅力的ですね。
>歌と人とが一体化しています
やっぱり、歌ってうまいだけじゃつまんないですね。
なんか急に「愛の賛歌」とか、そういうのが聴きたくなってきました。たまにはいいですね。
それに、ここ数日、一人のときに「枯葉」を家事の合間によく歌っています。学校の授業以来なんですけど(笑)