2009年05月18日

先週見た映画

先週水曜日から土曜まで、映画館、試写会、自宅でのDVD鑑賞で4日間連続で映画を見ました。最近は記憶力が昔より低下しているから、ふだんはなるべく間をおくようにしているのですが、久々に間を置かずに見てしまいました。
見に行った映画名は、「スラムドッグ$ミリオネア」と「消されたヘッドライン」(試写会)
DVDのほうは、「パンズ・ラビリンス」と「亀は意外に速く泳ぐ」
どれも全部面白かったです。

キャストなどはリンク先のgoo映画のページを見てください。(べつにここでなくてもいいと思うけど、とりあえず)

「スラムドッグ$ミリオネア」http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14041/index.html

アカデミー賞作品ということでの期待もあったが、インドの映画を久々に見たいという気持ちもあり、クイズ・ミリオネアがどんな形で話にからむのか興味を持っていたので、この映画を選択。
インドのスラムの子どもたちの実態を描く姿勢が、社会批判的口調になりすぎず、ノスタルジアにどっぷり浸かるでもないところが気持ちいい。一人の青年の体験を、喜怒哀楽のどこに偏ることなく全て描き出す。
悲惨な過去をさらけ出すことに躊躇いはないが、かといってスラムの暗部の描写に拘泥しすぎることもなく、主人公たちのたくましい生き様を、ユーモアたっぷりに描く。なので、けっこう笑った。
安易ともとれる展開もあるが、テレビ司会者と主人公との心理戦の描写は芸が細かい。二人の勝負を見て、自分なら絶対「残念〜!」となるだろうなあと思った。
この映画を見た人が、ミリオネアの司会者を「インドのみのもんた」と呼んでいたが、喋り方ばかりでなく、外見も雰囲気もどことなく似ていた。ミリオネアという番組が、日本でもインドでも映画やドラマの材料になっているのは、何だか面白い。
すでに狭い会場に移っての公開だったが、レディースデーでほぼ満席。まだしばらく上映は続くかも。

続いて、試写会で見た「消されたヘッドライン」http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14298/index.html

ラッセル・クロウとベン・アフレックは、どちらもいい俳優だが、日本での人気はどっちが高いのだろう? 同じぐらいだろうか。
ラッセル・クロウは今回やたら薄汚い感じ(笑) こういうだらしない感じもよく似合う。この二人が70年代にルームメートだったという設定なので、それならほぼ自分と同世代となるのだけど、ベン・アフレックってそんな年齢だったのかと思った。彼は監督としても活躍しているから、それほど若くもないのだろうが、、ロキシー・ミュージックのレコードを貸し借りする仲という映画の設定があまりしっくり来ないのは自分だけだろうか。一度二人の実際の年齢を調べてみようと思った。*

映画が進むにつれ、いくつかの殺人事件と、米国軍から傭兵派遣その他を請け負う企業との関連が明らかになる。そのどちらにも、コリンズ議員(ベン・アフレック)が絡む。自分は映画の最初のほうで、「これだ!」と感じて、話の真相を予想したが、途中ですっかりそのことを忘れてしまった。なので結局推理ゲームに失敗。また、手がかりが山ほど出てくるから、ずっと台詞に集中しなければならなかったが、何度かぼんやりして、重要な情報を聞き逃してしまい、最後にどうも納得できないことがいろいろ残ってしまった。とても悔しい。
映画の内容について事前に勉強しておくのが嫌いだったが、こういう映画では登場人物の名前と職業ぐらいは頭に入れておいたほうがいいようだ。

政治がらみの犯罪を身体を張って追う新聞記者、という設定には特に目新しさはないが、傭兵の育成と派遣を行う民間企業が多額の利益を得るという、何とも不快な米国の実態をベースにしている点が面白い。
ただ、話の結末が好きかと訊かれたら、正直言って微妙なところ。しかしそれより自分は、最初の自分の勘が、どうして最後まで保てなかったのかばかりを考えた。とにかく、この手の映画で推理ゲームを楽しみたい方にはおすすめの映画。ラブ・ゲームはないけど、恋愛は多少話に絡む。

****************

DVDで見た二つもなかなかよかったのですが、紹介する時間がなくなりました。
亀は意外に速く泳ぐ」は、モグさんPTRさんおすすめの映画だったので、見ることができて嬉しいです。
出演は上野樹里、蒼井優、岩松了、ふせえり、要潤…ですが、嶋田久作が体操している図、その他、脇役の面白さが充実していました。
確かに、「図鑑に…」より面白かったです。あのユルさが最高!

パンズ・ラビリンス」は意外にホラー路線でした。画面の美しさは最高でした。ファンタジー映画ではありますが、スペインのフランコ政権下での軍の独裁を批判する映画でもありました。よく言われることですが、童話って根底にあるのは陰惨なものなのかもしれません。

以上、バランス悪い紹介になってしまいました…すみません。

*その後ベン・アフレックの年齢は調べました。やっぱり彼はかなり若いですね。この映画ではなんとか老けた感じを出そうとしていたようです。
そしてラッセル・クロウも自分よりずっと若くて、ショックでした(苦笑)もうちょっと近いと思ってた…
posted by ring-rie at 00:42| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
来たぁ〜、『亀は意外に速く泳ぐ』!
これは個人的に三木作品の中でも1、2を争うくらい好きです。『図鑑…』より断然こっち。
メインのストーリー展開より、ゆる〜い小ネタ満載がこの人の真骨頂だから。
特典映像などで本人が言ってるんだから間違いありません。
そういった点で、『亀…』は『ダメジン』と双璧。

さて、いよいよ間もなく新作『インスタント沼』が封切られますよ〜。
心して待て!(笑)
Posted by PTR at 2009年05月18日 20:44
こんにちは〜。大阪方面は新型で大変ですか?ring-rieさんご一家はいかがでしょうか??

 ところで、いっぱい見ましたねぇ。いっぺんに4本とは。私だったら、話がごっちゃになってしまいそうです…
 『スラムドッグ…』は見てませんが、出演の子供たちのその後の過酷なニュースはよく聞きますね。アカデミー賞獲って、誰が幸せになったのでしょう。まぁ、作品とは関係ない話ですが。
 推理ゲームを外国語作品でやるのは難しいですよねぇ。まず名前を覚えるのが結構大変。小説なら本の初めの方のページに、登場人物とかまとめて載ってたりするからいいんですけど。
 『パンズ・ラビリンス』は公開当時から見たいと思っているんですが、まだ見ていません。確か、R-15なんじゃないでしょうか?この手の作品は、子どもが主人公でありながら、R-15だったりするから意味が分かりませんよねぇ。。
 そして、『亀は意外と速く泳ぐ』。三木聡って女の子を撮るの、上手いですよねぇ。エキセントリックだけど、みんなすごくかわいいです♪
 
Posted by モグ at 2009年05月19日 08:39
PTRさん、こんにちは。

>三木作品の中でも1、2を争うくらい好きです。『図鑑…』より断然こっち。

そうそう、『図鑑…』の感想にそう書いてありましたので、そのうち見ようと思っていました。絶賛理由がよく分かりましたよ!

>メインのストーリー展開より、ゆる〜い小ネタ満載がこの人の真骨頂だから。

そうなんです。それでも一応メイン・プロットありましたね。まあ、それ自体ネタみたいなもんでしたけど(笑)あるわけないだろ、それっ!ていう設定。それもしょうもな〜い設定。それが基本ですね。

>特典映像などで本人が言ってるんだから間違いありません。

うお〜それ見てない(涙)
だらっとした感じの舞台挨拶だけ見ました。

>『ダメジン』と双璧。
これも見ましょう〜是非。

>さて、いよいよ間もなく新作『インスタント沼』が封切られますよ〜。心して待て!(笑)

そうなんだ、一度ちゃんと映画館で見たいな。しかし今回もひどいタイトルですなあ(笑)
Posted by ring-rie at 2009年05月20日 00:40
モグさん、こんにちは。
新型インフルは、うちの市でも数人感染者がいるそうですが、全体で33万ぐらいだっけ、そのうちの数人だろうし、それも軽症らしいし、この厳戒モードがどこまで続くのな〜と思っています。このままだと、だんだん危機感なくなって来るんじゃないかな。でも、怖いのはウィルスの変種がそのうち出るかもってことだったと思うので、感染防止はやらないとね。マスクはしばらく必需品です。

>いっぺんに4本とは。
そうなんです。相当無理したんで、忘れないように今回は急いで感想書きました(苦笑)

>『スラムドッグ…』
>子供たちのその後の過酷なニュース
子どもが売りに出された話でしたっけ?
ネットにすごい見出しがいっぱい並んでいて、ゲンナリでした。読むのをためらいまして、ちゃんと読んでません。やっぱり読んだほうがいいなあ。
残念な話ですが、あの映画を見たら、やはりまだそういうことが起きるのかなあと思いますよ。ある意味映画の続きみたいです。
子役のその後のニュース、また読みますね。

>アカデミー賞獲って、誰が幸せになったのでしょう
その点、クイズ・ミリオネアや宝くじの当選者とかぶりますね。大金が絡むと誰もがおかしくなります。
でも、自分はインド映画が評価されたってところが嬉しかったんです。もちろん、子役の人生がめちゃくちゃになったとしたら、本当に残念な受賞となりますけど。
ただ、自分はインドの映画がけっこう好きで、もっと日本の映画館で見たい思っていました。なので、その点では受賞してよかったと思っています。

>推理ゲームを外国語作品でやるのは難しいですよねぇ
はい。製作側は、外国で、字幕で映画を見る者の立場では映画を作らないでしょうね。最低限の説明とセリフで緊迫感出すのはいいけど、肝心のセリフをちょうど聞き逃したら、流れが分からなくなりますよね。あれは困ります。
そして今回の映画、かなり情報詰め込むタイプの映画でした。睡眠不足で見たらダメでした(苦笑)
人名をカタカナで大量に覚えるのって、昔から苦手です〜(苦笑)

>『パンズ・ラビリンス』
これ、若干グロテスクなところもありますが、もちろんそれを目指した映画ではないし、完璧な絵を見るような素晴らしいシーンもありました。たくさんの賞を取るのも納得できる映画でしたよ。
モグさんにはおすすめです。戦争の悲惨さが重なり、甘さのないファンタジーでした。暗いだけの映画じゃないですからご心配なく。
でも、一部のヨーロッパ映画を見て思うんですが、肉食の文化が長い国は、流血に対して日本人ほど抵抗ないような気がします。日本でならさっさとR指定になるものも、向こうではそうでもないのかも知れないです。

>三木聡って女の子を撮るの、上手いですよねぇ
確かに!!
上野樹里も蒼井優も可愛かったです。そのせいか、うちの近所ではなかなかレンタルできなかったんですよ。きっとそのせいでしょう(笑)
上野樹里は、「のだめ」の演技もそうでしたが、ぼよよんとした脱力キャラがでの演技が最高にいいですね。
主演だけでなく、助演もチョイ役も、みんないい味が出ていました。
Posted by ring-rie at 2009年05月20日 01:49
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